強くなれたのは、人との出会い__職人として、経営者として。すべてを“力”に変えて、今がある【代表 馬場敏之氏】
株式会社馬金
家族を守るために選んだ道
下積み10年が教えてくれたこと
結婚したのは、まだ19歳のとき。
子どもも授かり、「とにかく働かなきゃ」と思って求人を探していたら目に入ったのが“板金”の仕事だったんです。
それまで建設業に関わったこともなかったけど、周りにも職人の仲間がいたし、「とりあえずやってみよう」と飛び込んだのが始まりでした。
でも、最初は想像以上にきつかった。
怒鳴られたり、馬鹿にされたり、涙が出るくらい悔しい思いもしました。
それでも気づけば10年近く続けていました。少しずつ、自分のことを認めてもらえるようになっていたのかもしれません。
ただ、若かったからか、社長のやり方や考え方がどうしても合わなくて、気づけば「辞めて独立しよう」と思うようになっていました。
子どもも授かり、「とにかく働かなきゃ」と思って求人を探していたら目に入ったのが“板金”の仕事だったんです。
それまで建設業に関わったこともなかったけど、周りにも職人の仲間がいたし、「とりあえずやってみよう」と飛び込んだのが始まりでした。
でも、最初は想像以上にきつかった。
怒鳴られたり、馬鹿にされたり、涙が出るくらい悔しい思いもしました。
それでも気づけば10年近く続けていました。少しずつ、自分のことを認めてもらえるようになっていたのかもしれません。
ただ、若かったからか、社長のやり方や考え方がどうしても合わなくて、気づけば「辞めて独立しよう」と思うようになっていました。
ゼロからの独立
「俺は、人に生かされてる」と気づいた瞬間
独立したときは、本当に“ゼロ”からのスタートでした。
お客様もいないし、実績もない。けれど、独立したという噂が広がって、 知り合いや仲間が「これ、やってみないか?」と声をかけてくれたんです。
あのときは、本当にありがたかった。
心の底から、「俺は人に生かされているんだな」と感じました。 それまで人付き合いのことなんて深く考えたことはありませんでしたが、 独立して初めて、人とのつながりの大切さに気づかされた気がします。 だからこそ、今は“人を大事にする”というのが、自分の中の揺るがない真になっています。
独立したばかりの頃、仕事がないまま、県外の現場に出たことがありました。 慣れない土地で環境も勝手も違い、単価も良くない。 それでも当時は、従業員もいたので給料も払わなければならず、自分のキャパシティを超えてしまって、本当に「死にたい」と思うほど苦しかった時期でした。
でも、自分の意思をしっかり持つようになってから、状況が変わりました。
「できないことはできない」と、きちんと伝えられるようになったんです。 それだけでずいぶん楽になりましたし、少しずつ自分自身を守れるようにもなったと感じています。
お客様もいないし、実績もない。けれど、独立したという噂が広がって、 知り合いや仲間が「これ、やってみないか?」と声をかけてくれたんです。
あのときは、本当にありがたかった。
心の底から、「俺は人に生かされているんだな」と感じました。 それまで人付き合いのことなんて深く考えたことはありませんでしたが、 独立して初めて、人とのつながりの大切さに気づかされた気がします。 だからこそ、今は“人を大事にする”というのが、自分の中の揺るがない真になっています。
独立したばかりの頃、仕事がないまま、県外の現場に出たことがありました。 慣れない土地で環境も勝手も違い、単価も良くない。 それでも当時は、従業員もいたので給料も払わなければならず、自分のキャパシティを超えてしまって、本当に「死にたい」と思うほど苦しかった時期でした。
でも、自分の意思をしっかり持つようになってから、状況が変わりました。
「できないことはできない」と、きちんと伝えられるようになったんです。 それだけでずいぶん楽になりましたし、少しずつ自分自身を守れるようにもなったと感じています。
任せることが、信じることになる
衝突もあった。でも今では頼れる“右腕”に
今、一緒に仕事をしている従業員は、20歳そこそこで入社して、今では26歳になりました。
思うようにいかないことも多く、難しい空気になった場面もありましたが、
そうした経験も糧にして、しっかりと成長してくれたと感じています。
実は、彼には最初から「独立前提でうちに来てほしい」と伝えていました。
はじめて会ったとき、「あ、この子は素質があるな」と、直感でそう思ったんです。
普通なら「ずっと自分の会社で働いてほしい」と思うところですが、僕はその真逆で、
この芽を摘みたくない、彼の可能性をできる限り活かしてあげたいと思いました。
もちろんこれまでには、喧嘩もしたし、意見がぶつかることもありました。
でも今では、現場の段取りから全体の流れまで、すべてを安心して任せられる存在になってくれました。
「嫌われても構わない。でも、しっかり育てたい」――そんな覚悟が、自分の中にはあります。
そしていつか、彼がしっかりと羽ばたいて、自分の力で仕事を切り拓いていけるようになったら、それが何よりも嬉しいことだと思っています。
思うようにいかないことも多く、難しい空気になった場面もありましたが、
そうした経験も糧にして、しっかりと成長してくれたと感じています。
実は、彼には最初から「独立前提でうちに来てほしい」と伝えていました。
はじめて会ったとき、「あ、この子は素質があるな」と、直感でそう思ったんです。
普通なら「ずっと自分の会社で働いてほしい」と思うところですが、僕はその真逆で、
この芽を摘みたくない、彼の可能性をできる限り活かしてあげたいと思いました。
もちろんこれまでには、喧嘩もしたし、意見がぶつかることもありました。
でも今では、現場の段取りから全体の流れまで、すべてを安心して任せられる存在になってくれました。
「嫌われても構わない。でも、しっかり育てたい」――そんな覚悟が、自分の中にはあります。
そしていつか、彼がしっかりと羽ばたいて、自分の力で仕事を切り拓いていけるようになったら、それが何よりも嬉しいことだと思っています。
技術よりも、信頼
お客様のためにできること
今の仕事は、長岡市を中心に、外壁・屋根・雨樋などの一般住宅を対象とした建築板金がメインです。
大切にしているのは、常に“お客様目線”であること。
たとえ元請けさんから何か言われることがあっても、それはお客様には関係のない話です。
だからこそ、「お客様第一でやろう」と、従業員にも常々伝えています。
技術面で他と大きな差があるとは思っていません。
だからこそ、「自分が一番うまい」という気持ちと自信を持って、毎日の仕事に向き合っています。そう思っていなければ、いい仕事なんてできないと感じています。
なにより嬉しいのは、「馬場さんに頼んでよかった」と言っていただけること。
その言葉は、お客様にとっての安心にもなり、元請けさんにとっても信頼につながります。
その結果、自然と次の仕事にもつながっていくんです。
また、従業員には「まず挨拶。コミュニケーションが一番大事」と何度も伝えてきました。
今ではもう、何も言わなくてもお客様としっかり向き合ってくれるようになっていて、
それが本当に誇らしく、嬉しく思っています。
大切にしているのは、常に“お客様目線”であること。
たとえ元請けさんから何か言われることがあっても、それはお客様には関係のない話です。
だからこそ、「お客様第一でやろう」と、従業員にも常々伝えています。
技術面で他と大きな差があるとは思っていません。
だからこそ、「自分が一番うまい」という気持ちと自信を持って、毎日の仕事に向き合っています。そう思っていなければ、いい仕事なんてできないと感じています。
なにより嬉しいのは、「馬場さんに頼んでよかった」と言っていただけること。
その言葉は、お客様にとっての安心にもなり、元請けさんにとっても信頼につながります。
その結果、自然と次の仕事にもつながっていくんです。
また、従業員には「まず挨拶。コミュニケーションが一番大事」と何度も伝えてきました。
今ではもう、何も言わなくてもお客様としっかり向き合ってくれるようになっていて、
それが本当に誇らしく、嬉しく思っています。
新しい挑戦!
“人との出会い”から始まった
実は今、本業の板金業と並行して、新しいチャレンジを始めています。
そのひとつが「オーダーメイドスーツ」の事業です。
きっかけは、自分がスーツを作ってもらったことでした。
「こういうスーツが欲しかった!」っていう、自分の理想をまさに形にしてもらえて、本当に感動したんです。
すると、「ぜひ長岡でこのスーツを広めてください!」と声をかけていただいて。
その一言が背中を押してくれて、今はオープンに向けて準備を進めているところです。
どんなことも、やっぱり“人との出会い”から始まると感じています。
一人では何もできない。けれど、人とつながることで、未来はどんどん広がっていきます。
そう信じているからこそ、これからもご縁を大切にしながら、挑戦を続けていきたいです。
そのひとつが「オーダーメイドスーツ」の事業です。
きっかけは、自分がスーツを作ってもらったことでした。
「こういうスーツが欲しかった!」っていう、自分の理想をまさに形にしてもらえて、本当に感動したんです。
すると、「ぜひ長岡でこのスーツを広めてください!」と声をかけていただいて。
その一言が背中を押してくれて、今はオープンに向けて準備を進めているところです。
どんなことも、やっぱり“人との出会い”から始まると感じています。
一人では何もできない。けれど、人とつながることで、未来はどんどん広がっていきます。
そう信じているからこそ、これからもご縁を大切にしながら、挑戦を続けていきたいです。
会社情報
会社名略称. | 株式会社馬金 |
---|---|
勤務先名 | 株式会社馬金 |
本社住所 | 新潟県長岡市来迎寺1671-12 |
代表者名 | 代表取締役 馬場 敏之様 |
1年後〜3年後の目標 | 特別大きな目標はないけれど、今一緒にいる従業員がさらに成長して、もしかしたらその下の世代も育てられるようになったら理想かなと思ってます。いずれは自分が営業に専念して、現場を任せられるくらいになれば、もっと出会いも増えて、新しいことにも挑戦しやすくなると思う。“自分がいなくても仕事が回る仕組み”をつくるのが目標です。 |
新規事業・チャレンジしたいこと | 死ぬまでに好きなことで何か挑戦したいと思い、今、本業と並行して挑戦しているのが、オーダーメイドスーツの展開と美容分野です。 きっかけは、自分が理想のスーツを作ってもらった体験から。感動が大きく、「これを長岡でも広めたい」と思いました。 美容分野では、「ダサいおじさんにはなりたくない」と思ったのが始まりでした。主に女性がやるようなことを、自分でも試してみたのがきっかけで興味が湧き、そこから「挑戦してみたい」と思うようになったんです。 ありがたいことに応援してくれる仲間もいて、現在はオープンに向けて準備を進めています。 どちらの事業も共通しているのは、「人との出会いから生まれた」ということ。 これからも、“縁”を大切にしながら、思いをカタチにする挑戦を続けていきたいと思っています。 |
こんな人に会いたい | 圧倒的に“ポジティブな人”がいい。 でかい夢を持って、それに向かって本気で動いてる人。そういう人は、こっちも自然と応援したくなるし、パワーももらえる。相乗効果っていうか、お互いにいい刺激になる関係性が理想ですね。 |
事業内容 | 板金業(外壁・屋根・雨樋などの一般住宅を対象とした建築板金) |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
取材者名 | ㈱採用戦略研究所 小林 |
---|---|
住所 | 新潟県長岡市山田3丁目2-7 |
電話番号 | 070-1476-9740 |
事務所HP | https://rs-lab.jp/ |