誤差ゼロの技術、ブレないまなざし。つくるのは信頼の基準。【代表 池内克徳氏】
株式会社大菱計器製作所
社長1か月目のリアル
今、何を感じ、何を考えているか
2025年6月に社長に就任したばかりになります。
うちの会社は、今年で創業70年を迎えるんですが、実は創業家が代々引き継いできた会社というわけではないんです。
これまでの社長や社員たちが、それぞれの時代で懸命に守り、築いてきた歴史があります。
だからこそ、自分がこのバトンを受け取った以上は、その想いや流れをしっかりと受け継いでいきたいと思っています。
それまでは技術営業の部署にいまして、設計や設計部の取りまとめなど、いわゆる“ものづくりの現場”を中心に見てきました。
でも、社長になるとやっぱり景色がガラッと変わるんですよね。
今までは見えていなかった会社全体の動き、売上や資金繰り、将来の見通し…
そういう数字や経営面のことにもちゃんと向き合っていかなくてはいけない立場になったという実感があります。
もちろん不安もあります。でも、だからこそ面白いというか、「今、自分がこの会社をどう動かしていくのか」
ということにワクワクしている部分もあるんです。
前任の社長が築いてきた実績を踏みにじるようなことは絶対にしたくない。
しっかりと“守るべきもの”を守りながら、時代に合わせて新しい挑戦にも取り組んでいきたいと考えています。
個人的には、これまで大切にしてきた地元をベースにしながらも、将来的には“グローバル展開”にもチャレンジしていけたら――そんな想いを描いています。
そのグローバル展開の起点として、これまで技術をやってきた立場から、国際規格に準じた製品づくりに力を入れたいと考えています。
ISOのような一般的な基準だけでなく、さらに上のレベルである「ISO/IEC 17025」という検査機関としての認証取得も視野に入れています。
より高度なものづくりができる体制をつくることで今検討を進めているところです。
うちの会社は、今年で創業70年を迎えるんですが、実は創業家が代々引き継いできた会社というわけではないんです。
これまでの社長や社員たちが、それぞれの時代で懸命に守り、築いてきた歴史があります。
だからこそ、自分がこのバトンを受け取った以上は、その想いや流れをしっかりと受け継いでいきたいと思っています。
それまでは技術営業の部署にいまして、設計や設計部の取りまとめなど、いわゆる“ものづくりの現場”を中心に見てきました。
でも、社長になるとやっぱり景色がガラッと変わるんですよね。
今までは見えていなかった会社全体の動き、売上や資金繰り、将来の見通し…
そういう数字や経営面のことにもちゃんと向き合っていかなくてはいけない立場になったという実感があります。
もちろん不安もあります。でも、だからこそ面白いというか、「今、自分がこの会社をどう動かしていくのか」
ということにワクワクしている部分もあるんです。
前任の社長が築いてきた実績を踏みにじるようなことは絶対にしたくない。
しっかりと“守るべきもの”を守りながら、時代に合わせて新しい挑戦にも取り組んでいきたいと考えています。
個人的には、これまで大切にしてきた地元をベースにしながらも、将来的には“グローバル展開”にもチャレンジしていけたら――そんな想いを描いています。
そのグローバル展開の起点として、これまで技術をやってきた立場から、国際規格に準じた製品づくりに力を入れたいと考えています。
ISOのような一般的な基準だけでなく、さらに上のレベルである「ISO/IEC 17025」という検査機関としての認証取得も視野に入れています。
より高度なものづくりができる体制をつくることで今検討を進めているところです。
見えない基準で、世界の精密を支える
“測定の精度”こそが、信頼をつくる
うちの会社「大菱計器」は、皆さんの生活の中ではあまり目にすることのない存在かもしれません。
でも実は、“ものづくり”の現場には欠かせない「基準」をつくっている会社なんです。
たとえば、自動車や機械、精密な部品をつくるとき、ただ形を作るだけじゃなくて、
「どれだけ平らか」「どれだけまっすぐか」「角度が正確か」といった“測る”作業が必要になります。
その“測るための基準”を提供しているのが、私たちがつくる測定器です。
中でもうちの強みは、“平面”と“真直”をどれだけ正確に出せるかというところ。
特に「直角度」、つまり“正確な90度”をどう出すかというのは、すごく繊細で難しい技術なんです。
そこは他のメーカーさんとの大きな違いだと自負しています。
印象に残っている出来事もあります。あるお客様から「測定したいものがあるけれど、既存の測定器ではどうしてもうまく測れない」
と相談されたことがありました。そういうときは、既製品ではなく、お客様専用の“オーダーメイドの測定器”を一から設計・製作するんです。
まさに“一点もの”のような仕事ですね。その測定器を納めたときに、「こんなのが欲しかったんです!」
と喜んでもらえたことがあって、それは今でもすごく印象に残っていますし、やっていてよかったと思える瞬間でした。
でも実は、“ものづくり”の現場には欠かせない「基準」をつくっている会社なんです。
たとえば、自動車や機械、精密な部品をつくるとき、ただ形を作るだけじゃなくて、
「どれだけ平らか」「どれだけまっすぐか」「角度が正確か」といった“測る”作業が必要になります。
その“測るための基準”を提供しているのが、私たちがつくる測定器です。
中でもうちの強みは、“平面”と“真直”をどれだけ正確に出せるかというところ。
特に「直角度」、つまり“正確な90度”をどう出すかというのは、すごく繊細で難しい技術なんです。
そこは他のメーカーさんとの大きな違いだと自負しています。
印象に残っている出来事もあります。あるお客様から「測定したいものがあるけれど、既存の測定器ではどうしてもうまく測れない」
と相談されたことがありました。そういうときは、既製品ではなく、お客様専用の“オーダーメイドの測定器”を一から設計・製作するんです。
まさに“一点もの”のような仕事ですね。その測定器を納めたときに、「こんなのが欲しかったんです!」
と喜んでもらえたことがあって、それは今でもすごく印象に残っていますし、やっていてよかったと思える瞬間でした。
社長になって見えてきたこと・感じたこと
改革の一歩目は_
社長になって、まず最初に取り組んだのが“組織の改革”でした。
具体的には、これまでの物の買い方や手配のやり方を見直して、担当していた人たちを一度入れ替えました。
人の動きを観察しながら、配置を変えて、部署そのものを再構成することで、新しい考え方や風を社内に入れていけるんじゃないかと思ったんです。
たとえば、工場で機械加工をしていた社員に発注業務を任せてみたり、今までと違う視点の仕事にチャレンジしてもらったり。
そうすることで、それぞれの成長にもつながるし、会社としても柔軟に変化していけるはずだと考えています。
特に、管理職レベルの人たちには「やったことがないからやらない」ではなくて、「やったことがないからこそ、やってみる」
という意識を持ってもらいたくて。だから一気に変えていこうと思って、今も進行中です。
さらに、生産管理のシステムも全面的に見直していて、来年度の予算で一新する予定です。
再来年には本格稼働を目指して、準備を進めています。無駄な作業を省きつつ、効率よく、誰でも扱える仕組みにしていくつもりです。
もちろん、新しいことに対しては「そんなの無理」「できない」と言われることもあります。
でも、そういう声に合わせてばかりいては、会社は何も変われない。トップである私がブレてしまったら、組織全体が揺らいでしまいますからね(笑)。
それでも、自分の中では間違いなく、今やっていることは会社を良い方向に導いてくれると信じています。
具体的には、これまでの物の買い方や手配のやり方を見直して、担当していた人たちを一度入れ替えました。
人の動きを観察しながら、配置を変えて、部署そのものを再構成することで、新しい考え方や風を社内に入れていけるんじゃないかと思ったんです。
たとえば、工場で機械加工をしていた社員に発注業務を任せてみたり、今までと違う視点の仕事にチャレンジしてもらったり。
そうすることで、それぞれの成長にもつながるし、会社としても柔軟に変化していけるはずだと考えています。
特に、管理職レベルの人たちには「やったことがないからやらない」ではなくて、「やったことがないからこそ、やってみる」
という意識を持ってもらいたくて。だから一気に変えていこうと思って、今も進行中です。
さらに、生産管理のシステムも全面的に見直していて、来年度の予算で一新する予定です。
再来年には本格稼働を目指して、準備を進めています。無駄な作業を省きつつ、効率よく、誰でも扱える仕組みにしていくつもりです。
もちろん、新しいことに対しては「そんなの無理」「できない」と言われることもあります。
でも、そういう声に合わせてばかりいては、会社は何も変われない。トップである私がブレてしまったら、組織全体が揺らいでしまいますからね(笑)。
それでも、自分の中では間違いなく、今やっていることは会社を良い方向に導いてくれると信じています。
苦労・挑戦と、社員への想い
これからの組織・人材への期待
先代から引き継いでいきたいのは、やっぱり“ものづくりに対する姿勢”ですね。
手を抜かず、黙々とやる。派手じゃないけれど、真面目にコツコツやるっていうところ。
そこは会社としてずっと大事にしてきた価値観なので、自分もそこは変えたくないと思っています。
ただ、やり方そのものは時代に合わせて変えていかなきゃいけない。
今はデジタルの管理方法なんかもあるので、手順や記録の残し方はどんどん新しくしていきたいと考えています。
“誰か一人しか分からないやり方”ではなく、横に伝えていく仕組みを作っていくことも大事かなと。
変えたくないのは、「愚直に、真面目に、やりきる」という姿勢。これは、ずっと守っていきたいと思っています。
社員のことを少しお話すると、新卒が2割、中途採用が8割くらいで、ほとんどが経験者の方です。
みなさん、とにかく一所懸命で、すごく静か(笑)。でも、仕事には真剣に向き合っていて、それぞれ自分の考えをしっかり持っている人たちです。
なかなか発言する機会がなかった社員たちに対して、僕が社長になってからは、一人ひとりと個人面談をするようにしました。
1人あたり10分くらいですが、今まで言えなかったことや困っていることを、直接話してもらっています。
「ここでしか言えないこともあるんじゃないか」と思って聞いていますし、そこで出てきた課題は、できる限り改善していきたいと思っています。
これは今後も続けていきたいですね。
もちろん、楽しいこともちゃんと考えています。
たとえばBBQなんかも計画中で、午前中は普通に仕事して、午後からはみんなでお酒飲みながらワイワイやれたらいいなと思ってます。
そういう時間を大切にしながら、もっといい職場にしていきたいですね。
そして社員に対しては、やっぱり基本として「挨拶を元気よく、しっかりできること」。
そういう小さなことが、職場の空気をつくると思うので、これからも大事にしていきたいですね。
手を抜かず、黙々とやる。派手じゃないけれど、真面目にコツコツやるっていうところ。
そこは会社としてずっと大事にしてきた価値観なので、自分もそこは変えたくないと思っています。
ただ、やり方そのものは時代に合わせて変えていかなきゃいけない。
今はデジタルの管理方法なんかもあるので、手順や記録の残し方はどんどん新しくしていきたいと考えています。
“誰か一人しか分からないやり方”ではなく、横に伝えていく仕組みを作っていくことも大事かなと。
変えたくないのは、「愚直に、真面目に、やりきる」という姿勢。これは、ずっと守っていきたいと思っています。
社員のことを少しお話すると、新卒が2割、中途採用が8割くらいで、ほとんどが経験者の方です。
みなさん、とにかく一所懸命で、すごく静か(笑)。でも、仕事には真剣に向き合っていて、それぞれ自分の考えをしっかり持っている人たちです。
なかなか発言する機会がなかった社員たちに対して、僕が社長になってからは、一人ひとりと個人面談をするようにしました。
1人あたり10分くらいですが、今まで言えなかったことや困っていることを、直接話してもらっています。
「ここでしか言えないこともあるんじゃないか」と思って聞いていますし、そこで出てきた課題は、できる限り改善していきたいと思っています。
これは今後も続けていきたいですね。
もちろん、楽しいこともちゃんと考えています。
たとえばBBQなんかも計画中で、午前中は普通に仕事して、午後からはみんなでお酒飲みながらワイワイやれたらいいなと思ってます。
そういう時間を大切にしながら、もっといい職場にしていきたいですね。
そして社員に対しては、やっぱり基本として「挨拶を元気よく、しっかりできること」。
そういう小さなことが、職場の空気をつくると思うので、これからも大事にしていきたいですね。
まっすぐに、ていねいに。未来へ続く計器づくり
未来を測る、新たなものさし
今後のビジョンとしては、うちの会社をグローバル企業へと成長させていきたいと考えています。
そのためには、まず国際規格やグローバルなルールをきちんと把握した上でのものづくり――それがすべての基礎になると思っています。
ゆくゆくは、航空機関係の計測系の受注ができるような会社になりたいというのが目標です。
人の命に関わるような部品の検査を任される。
つまり、重要管理部品の検査項目を担えるような信頼と実力を持つ会社にしていきたいんです。
そうしたビジョンを見据えた将来的な取り組みの一環として、中国向けのホームページを立ち上げる予定です。
ただ、中国語が分かる社員がいないので、9月からは外国籍の方を新たに雇用する予定です。
将来的には、留学生の比率も増やしていきたいと考えています。長岡技術科学大学には、ベトナム、モンゴル、インドネシアなど、多くの留学生がいて、優秀な院生もたくさんいます。そういった方々に、ぜひうちの会社で力を発揮してほしいと思っていますし、自立心のある方であればあるほど大歓迎です。
特に、自分の意思を持って動ける“独立精神のある人”にはぜひ来てほしいですね。国籍や背景に関係なく、ものづくりに対して真剣に向き合える仲間と一緒に、会社の未来をつくっていけたらと考えています。
これからも、迷いながらでも前に進み、挑戦し続ける姿勢を大切にしていきたいと思います。
そのためには、まず国際規格やグローバルなルールをきちんと把握した上でのものづくり――それがすべての基礎になると思っています。
ゆくゆくは、航空機関係の計測系の受注ができるような会社になりたいというのが目標です。
人の命に関わるような部品の検査を任される。
つまり、重要管理部品の検査項目を担えるような信頼と実力を持つ会社にしていきたいんです。
そうしたビジョンを見据えた将来的な取り組みの一環として、中国向けのホームページを立ち上げる予定です。
ただ、中国語が分かる社員がいないので、9月からは外国籍の方を新たに雇用する予定です。
将来的には、留学生の比率も増やしていきたいと考えています。長岡技術科学大学には、ベトナム、モンゴル、インドネシアなど、多くの留学生がいて、優秀な院生もたくさんいます。そういった方々に、ぜひうちの会社で力を発揮してほしいと思っていますし、自立心のある方であればあるほど大歓迎です。
特に、自分の意思を持って動ける“独立精神のある人”にはぜひ来てほしいですね。国籍や背景に関係なく、ものづくりに対して真剣に向き合える仲間と一緒に、会社の未来をつくっていけたらと考えています。
これからも、迷いながらでも前に進み、挑戦し続ける姿勢を大切にしていきたいと思います。
会社情報
| 会社名略称. | 株式会社大菱計器製作所 |
|---|---|
| 勤務先名 | 本社・東京営業所・名古屋営業所 |
| 理念・使命 | \理念/ まっすぐを根っこに お客様第一 |
| 本社住所 | 新潟県長岡市南陽1‐1216‐1 |
| 代表者名 | 代表取締役社長 池内 克徳様 |
| 失敗談・成功談 | \失敗を恐れず挑戦する気持ち/ 経営は、決断の連続です。 社長になって特に感じたのは、「これは誰かに相談できることじゃない」という場面が想像以上に多いということ。責任者として、最終的な判断は自分で下すしかありません。 もちろん、失敗を避けるために情報を集め、資料も準備しますが、それでも分かるのは7〜8割ほど。残りは“覚悟”で踏み出すしかない。そのプレッシャーは大きいですが、同時に面白さも感じています。 うまくいかないこともあります。でも、ひとつでも成果が出れば、その喜びは苦労をすべて帳消しにしてくれるほど大きい。 失敗はできれば避けたい。でも、会社に致命傷を与えない範囲であれば、小さな挑戦はむしろ必要だと思っています。 人は失敗から学び、成長できる。だからこそ、私自身も、社員にも「恐れずに挑戦しよう」と伝えたいんです。 その一歩一歩が、会社の未来を切り拓いていくと信じています。 |
| こんな人に会いたい | \出会ってみたい人/ 今後、航空機部品の計測などにも本格的に取り組んでいきたいと考えています。だからこそ、「測ること」に価値を見出してくれる人と出会いたいと思っています。 ものづくりには大きな価値があります。 でも私は、「作ったものをどう測って、どう評価するか」――そこにも同じくらい大きな価値があると思っています。 “測る”ことで品質を保証し、技術力を証明する――その重要性を理解し、計測という工程に重きを置いてくれる方と、ぜひ一緒に仕事をしてみたいですね。 |
| 事業内容 | 精密測定器の製造・販売 |
| その他 | こちらもぜひ、ご覧ください。 https://www.obishi.co.jp |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
| 取材者名 | ㈱採用戦略研究所 土田 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県長岡市山田3丁目2-7 |
| 電話番号 | 070‐6433‐5645 |
| 事務所HP | https://rs-lab.jp |