「私たちの仕事は、つながっている」【代表 近藤秀樹氏】
株式会社長谷川工機
突然のバトン、そして支えに導かれて
社長としてのスタート
今年2025年7月、長谷川工機は創業55周年という節目を迎えました。
そもそもの始まりは、現会長が大原鉄工所から独立し、自ら立ち上げた町工場。
創業時は、僅か40坪程度の自宅ガレージからのスタートでした。
そこから一歩ずつ信頼を築き上げ、今日の長谷川工機の土台がつくられてきました。
そんな歴史ある会社に、私が入社したのは2020年のこと。もともと私は工作機械メーカーで働いており、その経験が縁となって、長谷川工機でお世話になることになりました。
そして、翌2021年。
思いがけず社長という大役を引き継ぐことになります。
正直、経営のことはまったく分からない状態でした。サラリーマンからいきなり社長へ。
驚きと戸惑いの連続で、最初のうちは「自分に務まるのか」という不安ばかりが頭をよぎっていました。
でも、そんな私を支えてくれたのが、お取引き様をはじめ現会長、そして社員の皆でした。
さらに、長岡鉄工業協同組合の仲間にもたくさん助けられ、今の私があります。
社長としてはまだ5年目。未熟な部分も多いですが、支えてくださる周囲の存在に感謝しながら、日々学び、少しずつ歩みを進めているところです。
そもそもの始まりは、現会長が大原鉄工所から独立し、自ら立ち上げた町工場。
創業時は、僅か40坪程度の自宅ガレージからのスタートでした。
そこから一歩ずつ信頼を築き上げ、今日の長谷川工機の土台がつくられてきました。
そんな歴史ある会社に、私が入社したのは2020年のこと。もともと私は工作機械メーカーで働いており、その経験が縁となって、長谷川工機でお世話になることになりました。
そして、翌2021年。
思いがけず社長という大役を引き継ぐことになります。
正直、経営のことはまったく分からない状態でした。サラリーマンからいきなり社長へ。
驚きと戸惑いの連続で、最初のうちは「自分に務まるのか」という不安ばかりが頭をよぎっていました。
でも、そんな私を支えてくれたのが、お取引き様をはじめ現会長、そして社員の皆でした。
さらに、長岡鉄工業協同組合の仲間にもたくさん助けられ、今の私があります。
社長としてはまだ5年目。未熟な部分も多いですが、支えてくださる周囲の存在に感謝しながら、日々学び、少しずつ歩みを進めているところです。
“待つより育てよ” 技術と信頼で応える町工場
育てる技術と信頼
長谷川工機の主力は、旋盤加工を中心とした金属加工業。金属加工といっても実に多様ですが、
当社が得意とするのは大きな径のものや、長尺物の加工です。
こうした特殊形状の加工に対応できる設備と技術を有している企業は、長岡市内でもそう多くありません。
実際、私たちは工作機械の付属部品や、雪上車の部品、造船関係のバルブ部品など、ニッチでありながら重要な部品の加工を多く手がけています。
案件の多くは短納期で、長くても1か月以内で納品するような仕事が中心です。少量・多品種に柔軟に対応できる体制は、お客様からの信頼にもつながっています。
そんな長谷川工機の理念は、「待つより育てよ 技術と信頼」。これは、先代社長が中学生のときに会長と二人で考えた言葉だと聞いています。
単に技術を磨くだけでなく、“積極的に挑戦し、信頼を育てていこう”という前向きなメッセージが込められているのだと思います。
私は、社員にもよくこう話しています。
「個の力を100%出しても、限界がある。でも個の力を集結し、協力し合えば、大きな結果が出せる。だからこそ、自分たちの”仕事はつながっている”ことを常に考えて、日々チャレンジをして欲しい」と。
営業活動らしい営業は、これまでほとんどしていません。現在の仕事の多くは、会長、先代社長が苦労してつないでくれたお取引様や、そこからご紹介して頂いた新規のお取引様等、時には市内外からも飛び込みで来て頂く場合もあり、今もつながっています。
こうして続けてこられたのは、「仕事の大小にかかわらず、丁寧に・確実に」という姿勢を貫いてきたからだと感じています。
55年間、量産ではなく、一品モノへの対応力。
そして、短納期への柔軟な対応。
そんな「町の困りごとに応える工場」でありたいという想いは、これからも変わることはありません。
当社が得意とするのは大きな径のものや、長尺物の加工です。
こうした特殊形状の加工に対応できる設備と技術を有している企業は、長岡市内でもそう多くありません。
実際、私たちは工作機械の付属部品や、雪上車の部品、造船関係のバルブ部品など、ニッチでありながら重要な部品の加工を多く手がけています。
案件の多くは短納期で、長くても1か月以内で納品するような仕事が中心です。少量・多品種に柔軟に対応できる体制は、お客様からの信頼にもつながっています。
そんな長谷川工機の理念は、「待つより育てよ 技術と信頼」。これは、先代社長が中学生のときに会長と二人で考えた言葉だと聞いています。
単に技術を磨くだけでなく、“積極的に挑戦し、信頼を育てていこう”という前向きなメッセージが込められているのだと思います。
私は、社員にもよくこう話しています。
「個の力を100%出しても、限界がある。でも個の力を集結し、協力し合えば、大きな結果が出せる。だからこそ、自分たちの”仕事はつながっている”ことを常に考えて、日々チャレンジをして欲しい」と。
営業活動らしい営業は、これまでほとんどしていません。現在の仕事の多くは、会長、先代社長が苦労してつないでくれたお取引様や、そこからご紹介して頂いた新規のお取引様等、時には市内外からも飛び込みで来て頂く場合もあり、今もつながっています。
こうして続けてこられたのは、「仕事の大小にかかわらず、丁寧に・確実に」という姿勢を貫いてきたからだと感じています。
55年間、量産ではなく、一品モノへの対応力。
そして、短納期への柔軟な対応。
そんな「町の困りごとに応える工場」でありたいという想いは、これからも変わることはありません。
想いが届くまで、じっくり向き合う覚悟
伝える難しさ
社長に就任してからの4年間。振り返れば、やはり一番の転機は、自分がこの長谷川工機を継いだことでした。
前職では、社外との接点が少ない部署にいたため、業務はほとんど社内で完結していました。
しかし、長谷川工機に入ってみると、取引先はもちろん、地域の鉄工業者や協力会社など、多くの関係性がすでに築かれていたのです。
そこに“ポーン”と自分が入っていけたというのは、本当にありがたいことでした。
改めて、会長や先代社長が時間をかけて築き上げてきた信頼の重みを実感しました。
特に驚いたのは、長岡のものづくり業界の“つながり”の深さです。
組合や地域のネットワークを通じて、皆が顔の見える関係で支え合っている。
そんな温かい関係性を、私はこの会社に来て初めて知りました。
とはいえ、すべてが順調だったわけではありません。
思い通りにいかない仕事、想像以上にうまく回らない現実。
社員の中には高齢の方も多く、「そろそろ世代交代を進めていきたい」という思いがある一方で、そのポジションを任せられる若手が足りない——そんなジレンマを抱えることもあります。
また、私自身の考えがうまく伝わらず、チーム全体に浸透しないという“歯がゆさ”もたびたび感じてきました。
特にものづくりの現場では、言葉だけでは伝えきれない感覚やニュアンスがあり、それをどう共有するかに悩むことも多いです。
でも、焦っても意味がない。
一つひとつの課題と丁寧に向き合い、じっくりと“信頼”を積み重ねていくことが大切だと、今では強く感じています。
前職では、社外との接点が少ない部署にいたため、業務はほとんど社内で完結していました。
しかし、長谷川工機に入ってみると、取引先はもちろん、地域の鉄工業者や協力会社など、多くの関係性がすでに築かれていたのです。
そこに“ポーン”と自分が入っていけたというのは、本当にありがたいことでした。
改めて、会長や先代社長が時間をかけて築き上げてきた信頼の重みを実感しました。
特に驚いたのは、長岡のものづくり業界の“つながり”の深さです。
組合や地域のネットワークを通じて、皆が顔の見える関係で支え合っている。
そんな温かい関係性を、私はこの会社に来て初めて知りました。
とはいえ、すべてが順調だったわけではありません。
思い通りにいかない仕事、想像以上にうまく回らない現実。
社員の中には高齢の方も多く、「そろそろ世代交代を進めていきたい」という思いがある一方で、そのポジションを任せられる若手が足りない——そんなジレンマを抱えることもあります。
また、私自身の考えがうまく伝わらず、チーム全体に浸透しないという“歯がゆさ”もたびたび感じてきました。
特にものづくりの現場では、言葉だけでは伝えきれない感覚やニュアンスがあり、それをどう共有するかに悩むことも多いです。
でも、焦っても意味がない。
一つひとつの課題と丁寧に向き合い、じっくりと“信頼”を積み重ねていくことが大切だと、今では強く感じています。
モノづくり×社会貢献の視点
自分の手から、社会がまわる
長谷川工機では、周年の節目ごとに地域への寄贈を行ってきました。
今年2025年は創業55周年。これを機に、長岡市の社会福祉協議会へ車椅子10台を寄贈しました。
こうした取り組みは、先代から大切にしてきたものであり、私自身も
「意義のあることだ」と感じ、これからも引き継いでいきたいと思っていることの一つです。
正直、数年前までの自分には、「企業が社会貢献をする意味」というものがあまりピンときていませんでした。
でも、社長としての立場になり、会社の在り方を考えるようになってから、その考えは大きく変わりました。
企業が存在する意義のひとつは、やはり社会に対して何ができるかにある。
地域や社会と関わり、貢献できることがあってこそ、その企業の存在価値があるのだと、今は心からそう思っています。
私たちが行っている金属加工の仕事も、決して単なる部品製造ではありません。
たとえば、自動車部品を加工していれば、もしかしたら自分の車にも使われているかもしれない。
その部品が誰かの安全や安心を支えている可能性もある。
「ただ加工する」のではなく、その先にある使われ方や目的に興味を持って仕事に向き合って欲しい——そう社員にも伝えています。
自分のミスが、誰かの困りごとにつながるかもしれない。
だからこそ、責任感を持って仕事に向き合う。
その積み重ねが、結果的に社会を支え、循環させていくことにつながるのではないでしょうか。
私たちの力は微力かもしれません。
でも、確かに誰かの役に立っている。
そう思える仕事を、これからも続けていきたいと願っています。
今年2025年は創業55周年。これを機に、長岡市の社会福祉協議会へ車椅子10台を寄贈しました。
こうした取り組みは、先代から大切にしてきたものであり、私自身も
「意義のあることだ」と感じ、これからも引き継いでいきたいと思っていることの一つです。
正直、数年前までの自分には、「企業が社会貢献をする意味」というものがあまりピンときていませんでした。
でも、社長としての立場になり、会社の在り方を考えるようになってから、その考えは大きく変わりました。
企業が存在する意義のひとつは、やはり社会に対して何ができるかにある。
地域や社会と関わり、貢献できることがあってこそ、その企業の存在価値があるのだと、今は心からそう思っています。
私たちが行っている金属加工の仕事も、決して単なる部品製造ではありません。
たとえば、自動車部品を加工していれば、もしかしたら自分の車にも使われているかもしれない。
その部品が誰かの安全や安心を支えている可能性もある。
「ただ加工する」のではなく、その先にある使われ方や目的に興味を持って仕事に向き合って欲しい——そう社員にも伝えています。
自分のミスが、誰かの困りごとにつながるかもしれない。
だからこそ、責任感を持って仕事に向き合う。
その積み重ねが、結果的に社会を支え、循環させていくことにつながるのではないでしょうか。
私たちの力は微力かもしれません。
でも、確かに誰かの役に立っている。
そう思える仕事を、これからも続けていきたいと願っています。
変わるものと、変えないものと
“良い仕事”を続けるためにできること
これから先、長谷川工機が目指していく道。
それは、とてもシンプルに言えば、「良い仕事をやり続けること」に尽きるのだと思います。
今、自分たちが目の前で取り組んでいる仕事を、確実にやりこなす。
そして、それだけで満足するのではなく、さらにその上を目指していく——。
レベルアップを続けることが、信頼につながり、その積み重ねこそが社会貢献の一つの形なのだと、私は思っています。
また、これからの時代、AIやITの技術を取り入れていくことは避けて通れません。
もちろん、すべてをデジタル化するというわけではなく、任せられる部分は任せる。
一方で、私たちのような加工の現場では、どうしてもアナログでしかできないこともあります。
だからこそ、そうした“コア”な部分にこそ、より深く向き合っていきたい。
人の手にしかできないこと、職人の感覚が活きる領域では、さらなる高みを目指したいと考えています。
大事なのは、“全部を変える”ことではありません。
昔ながらの良さは、しっかりと伝え、残していく。
そして、必要な部分には新しい考え方や技術を取り入れていく。
そのバランス感覚を持ち続けながら、「私たちの仕事は、つながっている」という想いを胸に、これからの長谷川工機をつくっていきたいと思っています。
それは、とてもシンプルに言えば、「良い仕事をやり続けること」に尽きるのだと思います。
今、自分たちが目の前で取り組んでいる仕事を、確実にやりこなす。
そして、それだけで満足するのではなく、さらにその上を目指していく——。
レベルアップを続けることが、信頼につながり、その積み重ねこそが社会貢献の一つの形なのだと、私は思っています。
また、これからの時代、AIやITの技術を取り入れていくことは避けて通れません。
もちろん、すべてをデジタル化するというわけではなく、任せられる部分は任せる。
一方で、私たちのような加工の現場では、どうしてもアナログでしかできないこともあります。
だからこそ、そうした“コア”な部分にこそ、より深く向き合っていきたい。
人の手にしかできないこと、職人の感覚が活きる領域では、さらなる高みを目指したいと考えています。
大事なのは、“全部を変える”ことではありません。
昔ながらの良さは、しっかりと伝え、残していく。
そして、必要な部分には新しい考え方や技術を取り入れていく。
そのバランス感覚を持ち続けながら、「私たちの仕事は、つながっている」という想いを胸に、これからの長谷川工機をつくっていきたいと思っています。
会社情報
| 会社名略称. | 株式会社長谷川工機 |
|---|---|
| 勤務先名 | 株式会社長谷川工機 |
| 本社住所 | 新潟県長岡市高見1‐2‐15 |
| 代表者名 | 代表取締役 近藤 秀樹様 |
| こんな人に会いたい | やっぱり、熱い気持ちを持って働いてくれる人と出会いたいですね。 途中であきらめずに、自分なりに考えながら仕事に向き合える人。 そして今は、どちらかといえば“即戦力”を求めている状況なので、未経験よりは、何らかの経験を持っている方がありがたいです。 でも、どんな経験であっても構いません。 それよりも、「やってみたい」「成長したい」という思いの強さを持っている人と、一緒に仕事ができたら嬉しいですね。 |
| 事業内容 | 機械部品(工作機械、バルブ、産業用ロボット、石油さく井機)の製造・加工・組立・販売 |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
| 取材者名 | ㈱採用戦略研究所 土田 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県長岡市山田3丁目2-7 |
| 電話番号 | 070‐6433‐5645 |
| 事務所HP | https://rs-lab.jp |