ものづくりは最高のクリエイティブ──フカウミが挑む、“未来をもっと面白くするワクワクワーク”【代表 深海隆義氏】
有限会社フカウミ
工場がいつも身近だった。
当たり前の延長にあった「継ぐ」
祖父の代からはじまった会社で、私で3代目になります。
「継ぐぞ!」という意識はまったくなく、当たり前のように自分がやるもんだと思っていましたね。
小学生のころから学校が終われば工場へ寄るのが日常で、工場は生活の一部のような存在でした。
祖父の時代は鎚起銅器をつくっていましたが、需要が減っていくなかで父の代からステンレス製品の製造へとシフト。
そこから今のフカウミの形ができあがっていきました。なかでも業務用の厨房製品は、40年近く変わらず作り続けている定番です。
私が入社してからは、ひたすら手仕事の日々。研磨や溶接など、自動化できない作業ばかりでした。機械の仕事もやりたいと父に頼んだこともありましたが、
「機械はいつでもできる。まずは手仕事を覚えろ」と言われ、10年近く徹底的に手を動かしてきました。
本格的に社長業を引き継いだのは2年前。もともと父は経営よりも現場に立つ職人肌で、今でも製造の仕事に携わっています。
私は専務のころから現場に入りながら経営も学び、先輩方に教わりつつ少しずつ実務を任されてきました。その積み重ねがあったので、社長になったからといって特別に大きな変化を感じたことはありません。
「継ぐぞ!」という意識はまったくなく、当たり前のように自分がやるもんだと思っていましたね。
小学生のころから学校が終われば工場へ寄るのが日常で、工場は生活の一部のような存在でした。
祖父の時代は鎚起銅器をつくっていましたが、需要が減っていくなかで父の代からステンレス製品の製造へとシフト。
そこから今のフカウミの形ができあがっていきました。なかでも業務用の厨房製品は、40年近く変わらず作り続けている定番です。
私が入社してからは、ひたすら手仕事の日々。研磨や溶接など、自動化できない作業ばかりでした。機械の仕事もやりたいと父に頼んだこともありましたが、
「機械はいつでもできる。まずは手仕事を覚えろ」と言われ、10年近く徹底的に手を動かしてきました。
本格的に社長業を引き継いだのは2年前。もともと父は経営よりも現場に立つ職人肌で、今でも製造の仕事に携わっています。
私は専務のころから現場に入りながら経営も学び、先輩方に教わりつつ少しずつ実務を任されてきました。その積み重ねがあったので、社長になったからといって特別に大きな変化を感じたことはありません。
フカウミの強みとは
“小回り”と“一貫生産”
うちの強みは、まずフットワークが軽いところです。大きな会社だと細かい仕事はなかなか対応しにくいですが、うちは小回りがきくので柔軟に対応できます。
さらに、一貫生産ができるのも特徴。研磨や溶接だけといった分業が多い製造業の中で、うちは製品づくりから箱詰めまで全部できる。ここは大きな強みですね。
扱うのは主にステンレス。業務用の厨房製品は量産して商社に卸していますし、個人向けにはECサイトでの販売も行っています。
世の中に全く新しいものなんてそうそうないですが、自分たちのやっていることを掛け合わせることで、新しい発想につなげています。
僕自身、ものづくりをしていると「これってどうやって作るか」が瞬時に思い浮かぶんです。特殊能力みたいなものだと思ってますね。
たとえば、「この工程だと大変だから、もっとシンプルに、しかもコストダウンしながらいいものを作れるな」っていう発想が自然と湧いてくる。そういう思考回路で商品を生み出すことが多いです。
お客さんに喜んでもらえているのは、やっぱり長くリピートしていただけること。業務用厨房製品は何十年も作り続けているので、お客さんが安心して発注してくださるのが嬉しいですね。最近では「製品そのもの」だけじゃなく、「溶接だけお願い」といった工程仕事も頼まれるようになりました。
そして、今後力を入れていきたいのはインテリア分野。家具などの制作にも、少しずつ取り組んでいるところです。
さらに、一貫生産ができるのも特徴。研磨や溶接だけといった分業が多い製造業の中で、うちは製品づくりから箱詰めまで全部できる。ここは大きな強みですね。
扱うのは主にステンレス。業務用の厨房製品は量産して商社に卸していますし、個人向けにはECサイトでの販売も行っています。
世の中に全く新しいものなんてそうそうないですが、自分たちのやっていることを掛け合わせることで、新しい発想につなげています。
僕自身、ものづくりをしていると「これってどうやって作るか」が瞬時に思い浮かぶんです。特殊能力みたいなものだと思ってますね。
たとえば、「この工程だと大変だから、もっとシンプルに、しかもコストダウンしながらいいものを作れるな」っていう発想が自然と湧いてくる。そういう思考回路で商品を生み出すことが多いです。
お客さんに喜んでもらえているのは、やっぱり長くリピートしていただけること。業務用厨房製品は何十年も作り続けているので、お客さんが安心して発注してくださるのが嬉しいですね。最近では「製品そのもの」だけじゃなく、「溶接だけお願い」といった工程仕事も頼まれるようになりました。
そして、今後力を入れていきたいのはインテリア分野。家具などの制作にも、少しずつ取り組んでいるところです。
ワクワクしながら働ける場所に
企業理念にも掲げていること
うちの企業理念は「喜びをともに創る、ワクワクワーク」。中でも“ワクワク”を大事にしています。
社会人って、一日の大半を仕事に使っているじゃないですか。でも楽しそうに仕事している人って、意外と少ない気がするんです。
休み明けに「仕事に行きたくないな」とか、「やらされてる感」で働いているとか…。でも、本当はそうじゃないと思うんですよね。
お金を稼ぐって、人を喜ばせた対価でもらえるものだと私は考えています。人を嫌な気持ちにさせてお金をもらうことなんてないはず。
だから仕事は本来、人を喜ばせるものなんです。なのに「やりたくない」とか「行きたくない」って言うなら、いっそ辞めちゃえばいいとさえ思うくらいです。
だからうちで働くなら、ワクワクしながら仕事をしてほしい。もし悩んだときには「自分がワクワクする方を選べ」って伝えています。
そうすれば自然といい方向に進むし、ネガティブな気持ちでやるよりもずっとミスも減りますから。
それから、社内の雰囲気づくりとして“ニックネーム”で呼び合うようにしています。
ある会社を見学したときに、社長も社員もニックネームで呼んでいて、すごくいいなと思ったんです。だからうちでも取り入れてみました。おかげで、みんなフラットに声を掛け合えるようになったと思います。ちなみに私は「フッキー」って呼ばれてます(笑)。
社会人って、一日の大半を仕事に使っているじゃないですか。でも楽しそうに仕事している人って、意外と少ない気がするんです。
休み明けに「仕事に行きたくないな」とか、「やらされてる感」で働いているとか…。でも、本当はそうじゃないと思うんですよね。
お金を稼ぐって、人を喜ばせた対価でもらえるものだと私は考えています。人を嫌な気持ちにさせてお金をもらうことなんてないはず。
だから仕事は本来、人を喜ばせるものなんです。なのに「やりたくない」とか「行きたくない」って言うなら、いっそ辞めちゃえばいいとさえ思うくらいです。
だからうちで働くなら、ワクワクしながら仕事をしてほしい。もし悩んだときには「自分がワクワクする方を選べ」って伝えています。
そうすれば自然といい方向に進むし、ネガティブな気持ちでやるよりもずっとミスも減りますから。
それから、社内の雰囲気づくりとして“ニックネーム”で呼び合うようにしています。
ある会社を見学したときに、社長も社員もニックネームで呼んでいて、すごくいいなと思ったんです。だからうちでも取り入れてみました。おかげで、みんなフラットに声を掛け合えるようになったと思います。ちなみに私は「フッキー」って呼ばれてます(笑)。
苦労を苦労と思わない生き方
基本ポジティブなんです。
「経営で苦労したことありますか?」とよく聞かれるんですが、正直、自分の中ではあまり“苦労”だと感じたことがないんです。
もちろん問題や課題は日々いろいろ起きます。でも、もともと考え方がちょっと人と違うのか、そういう出来事を「苦労」や「失敗」と捉えないんですよね。
たとえば、誰かが新しいことにチャレンジして上手くいかなかったとします。普通なら「失敗した」「挫折した」と思うかもしれません。
でも私からすれば、それって“想定内”のことなんです。できない人が挑戦したんだから、最初から完璧にできるはずがない。挑戦してつまずくのは自然なことであって、それをわざわざ「失敗」と呼ぶ必要はないと思うんです。
そう考えると、自分にとってはすべてが経験でありプロセス。だから「やらかしたな」とか「大変だな」と思う瞬間はあっても、気持ちが沈むことはほとんどありません。
むしろ「これも次につながる材料だな」と捉えて前に進むタイプなんです。
もともと性格がかなりポジティブということもあって、過去を振り返って悔やむこともしません。大事なのは「これからどうするか」。と考えられるので、苦労だと感じることがないのかもしれません。
私はいつも未来を先に思い描いて、その未来から逆算して“今”を動かしているんです。だから「こういう未来にしたい」とイメージしたら、いま起きていることや直面している課題も全部“想定内”。その延長にある。
経営をしていると確かに壁にぶつかることはあります。でも「これは乗り越えられる」とか「きっと次に役立つ」と思えるから、挑戦すること自体が楽しいんです。
だから私にとって経営は“苦労の連続”ではなく、“ワクワクの連続”なんですよね。
もちろん問題や課題は日々いろいろ起きます。でも、もともと考え方がちょっと人と違うのか、そういう出来事を「苦労」や「失敗」と捉えないんですよね。
たとえば、誰かが新しいことにチャレンジして上手くいかなかったとします。普通なら「失敗した」「挫折した」と思うかもしれません。
でも私からすれば、それって“想定内”のことなんです。できない人が挑戦したんだから、最初から完璧にできるはずがない。挑戦してつまずくのは自然なことであって、それをわざわざ「失敗」と呼ぶ必要はないと思うんです。
そう考えると、自分にとってはすべてが経験でありプロセス。だから「やらかしたな」とか「大変だな」と思う瞬間はあっても、気持ちが沈むことはほとんどありません。
むしろ「これも次につながる材料だな」と捉えて前に進むタイプなんです。
もともと性格がかなりポジティブということもあって、過去を振り返って悔やむこともしません。大事なのは「これからどうするか」。と考えられるので、苦労だと感じることがないのかもしれません。
私はいつも未来を先に思い描いて、その未来から逆算して“今”を動かしているんです。だから「こういう未来にしたい」とイメージしたら、いま起きていることや直面している課題も全部“想定内”。その延長にある。
経営をしていると確かに壁にぶつかることはあります。でも「これは乗り越えられる」とか「きっと次に役立つ」と思えるから、挑戦すること自体が楽しいんです。
だから私にとって経営は“苦労の連続”ではなく、“ワクワクの連続”なんですよね。
未来への挑戦
ものづくりをもっとクリエイティブに
これからの野望はいくつかあります。そのひとつが、燕三条地域をもっと大きな“ものづくりの集積地”に育て、日本、そして世界に誇れる場所にしていきたいということです。
そしてもうひとつが、「製造業のイメージを変えること」。どうしても若い子からは人気がなくて、「汚い」「給料が安い」「危険」といったネガティブなイメージを持たれがちです。でも本当は、ものづくりってすごくクリエイティブな仕事なんです。
「クリエイティブ」と聞くと、デザイナーやアプリ開発を思い浮かべる人が多いと思います。でも、実際の“モノ”をゼロから形にして、価値を生み出して世の中に出していく。これほどクリエイティブなことはないと私は思うんです。まだそれが十分に理解されていないだけで、若い人たちが一度その魅力に触れれば、絶対にハマるはずです。
そのためには「伝え方」が大事。まずは目立つこと。「あの会社、なんだか面白いことをやっているらしい」と思ってもらえるような活動を仕掛けていきたいです。その一歩として、これからYouTubeを始める予定です。自社製品の紹介や、ものづくりの裏側を発信していくつもりです。
若い世代にも「製造業はこんなに面白くて、活躍できる場所なんだ」ということを知ってもらいたい。フカウミから発信することで、少しでもイメージを変えられたらと思っています。
そしてもうひとつが、「製造業のイメージを変えること」。どうしても若い子からは人気がなくて、「汚い」「給料が安い」「危険」といったネガティブなイメージを持たれがちです。でも本当は、ものづくりってすごくクリエイティブな仕事なんです。
「クリエイティブ」と聞くと、デザイナーやアプリ開発を思い浮かべる人が多いと思います。でも、実際の“モノ”をゼロから形にして、価値を生み出して世の中に出していく。これほどクリエイティブなことはないと私は思うんです。まだそれが十分に理解されていないだけで、若い人たちが一度その魅力に触れれば、絶対にハマるはずです。
そのためには「伝え方」が大事。まずは目立つこと。「あの会社、なんだか面白いことをやっているらしい」と思ってもらえるような活動を仕掛けていきたいです。その一歩として、これからYouTubeを始める予定です。自社製品の紹介や、ものづくりの裏側を発信していくつもりです。
若い世代にも「製造業はこんなに面白くて、活躍できる場所なんだ」ということを知ってもらいたい。フカウミから発信することで、少しでもイメージを変えられたらと思っています。
会社情報
| 会社名略称. | 有限会社フカウミ |
|---|---|
| 勤務先名 | 有限会社フカウミ |
| 理念・使命 | 企業理念 喜びととも創るワクワクワークを。 |
| 本社住所 | 新潟市燕市大関273‐1 |
| 代表者名 | 代表取締役 深海 隆義様 |
| 1年後〜3年後の目標 | 私の目標は、“メイドインジャパンをさらに進化させるものづくり”を実現することです。 「メイドインジャパン」という言葉は世界でも信頼されていますが、あまりに大きくて、地域ごとの強みや魅力が十分に伝わっていない気がします。たとえば燕は金属製品が得意。でも木工といえば別の地域に名産があります。ならば、テーブルのように金属と木を組み合わせた製品を、それぞれの産地がコラボしてつくったら――きっと今までにない価値を生み出せるはずです。 購入する人にとっても「メイドイン燕 × ○○産地」と表記されていたら、それだけで誇らしく、ワクワクするものに見えると思います。「ジャパン」という大きなくくりでは伝えきれない、地域ごとの本当の力を組み合わせる。そこに新しい可能性を感じています。 昔から温めてきた構想ですが、近い将来、必ず実現したいと思っています。地域同士が手を取り合えば、もっとポジティブで、もっとワクワクする“未来のものづくり”が広がっていくはずです。 |
| 新規事業・チャレンジしたいこと | 来月から、ベトナムから2人の若い仲間がフカウミに加わります。現地まで足を運んで面接をしてきました。 なぜベトナムかというと、うちの理念でもある“ワクワク”を大事にしたかったからです。ベトナムの若い世代は本当にエネルギッシュで、やる気にあふれている。そんなフレッシュな姿を、ぜひうちの社員たちに見てもらいたかったんです。 だって考えてみてください。言葉も文化も違う遠い日本にわざわざ来て、一生懸命働く。その姿は、きっとまわりに強い刺激を与えてくれるはずです。私自身、前から「海外の人を迎え入れたい」と思っていましたが、今回の2人はまさに理想的な人材でした。 面接でも元気よく声を出して、体力テストもしっかりクリア。この子たちなら日本に来ても大丈夫だ、と確信できました。新しい風が吹き込むことで、フカウミがさらにワクワクできる会社になっていくと思っています。 |
| こんな人に会いたい | これから出会ってみたいのは、ものづくりの魅力に共感してくれる人です。 ものづくりをただの仕事としてではなく、クリエイティブで面白い挑戦だと感じてくれる。そんな人と一緒に語り合い、未来をつくっていけたら嬉しいですね。 |
| 事業内容 | 金属製品製造/OEM生産/ECサイト販売 |
| メッセージ | 若い世代へのメッセージ ものづくりは最高のクリエイティブです!!! ゼロから形を生み出して、人を喜ばせることができる。こんなにワクワクする仕事はなかなかありません。まだその魅力に気づいていない人も多いけれど、一度触れてみたらきっとハマるはず。 ぜひ、ものづくりの世界に飛び込んで、一緒に未来をもっと面白くしていきましょう! |
| その他 | 製造業って、実は働きやすい環境なんです。うちでは残業なし、週休2日、WワークもOK。ライフスタイルに合わせて働ける柔軟さがあります。 それに、人対人のやり取りが少ないのも特徴。もちろんお客さんや仲間との関わりは大切にしていますが、基本は“モノと向き合う”仕事です。きれいに仕上げる、精度を追求する──その勝負は自分と製品との対話なんです。だから人間関係のストレスが少なく、気持ちを楽にして働ける環境だと思います。 ものづくりには「手を動かす楽しさ」「形になっていく面白さ」がある。もっと多くの人に、製造業の魅力を知ってほしいですね。 こちらもご覧ください‼ fukaumi.gram【Instagram】 https://fukaumi.jp【ホームページ】 |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
| 取材者名 | ㈱採用戦略研究所 土田 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県長岡市山田3丁目2-7 |
| 電話番号 | 070‐6433‐5645 |
| 事務所HP | https://rs-lab.jp |