新潟社長図鑑®|新潟の経営者・企業紹介メディア|株式会社採用戦略研究所

古道具と音楽がつなぐ人と街__好きなことを仕事にした先で見えた景色【代表 須藤紗季氏】

NECOMA(ねこま)

商店街で始まった、新しい挑戦

好きなことを仕事に

新発田で生まれ育った私は、子どもの頃の商店街の賑わいをよく覚えています。
今はシャッターの目立つ通りになってしまいましたが、「また人が集まる場所になってほしい」という想いから、あえてこの商店街でお店を開くことを選びました。

「せっかくの人生だから、好きなことを仕事にしてみたい」
そう思ったのは、会社員として忙しく働いていた日々で体調を崩し、立ち止まらざるを得なかったときのことです。
40歳を前にした節目。ゆっくりと心と体を休めながら、これからの生き方を自問自答しました。
そのとき浮かんだのは、子どもの頃から大好きだった古道具や音楽のこと。

「好きなことを仕事にするって、どんな感じなんだろう?」
そんな気持ちに背中を押されて、私は会社を辞め、小さなお店を始めることを決めたのです。

空き店舗で生まれた小さな世界

実店舗へのこだわり

NECOMAがあるのは、新発田市の商店街に残っていた古い空き店舗。
古民家のような店内には小上がりがあり、かつてここで暮らしていた人の気配をそのまま残しています。まるで昭和の商店の居間に迷い込んだような空間です。

棚には光を受けてきらめく古いガラス瓶や、歴史を感じるレコードジャケット、猫の雑貨などが並びます。置かれているのは骨董品というより、誰かの暮らしの中で長く使われてきた日用品たち。
昔のガラスには気泡や歪みがあって、光の入り方ひとつで全然違う表情を見せてくれるんです。
今の技術じゃなかなか再現できない“味わい”に心を惹かれて、私は古道具がますます好きになりました。

そして、このお店にはもう一人の大切なスタッフがいます。
猫の店長・てっちゃんです。
てっちゃんに会うために訪れるお客様も多く、彼はこのお店のマスコットであり、みんなを笑顔にしてくれる存在です。

今の時代、欲しいものはネットでなんでも買えますよね。
だからこそ私は「お店」という空間にこだわりました。
実際に足を運んでもらって、ものに触れて、雰囲気を感じてほしい。
NECOMAは、ただの買い物の場所ではなく、「ここに来て良かったな」と思える時間を過ごしていただける場所にしたいんです。

働くことの意味を変えた日々

自分の“好き”が誰かの暮らしを彩る喜び

会社員時代は生活やお金のために働くのが当たり前でした。
でもNECOMAを始めてからは、「働く」ってもっと自由で、自分らしくていいんだと気づけました。

自分が心惹かれて仕入れたものを、お客様が「素敵ですね」と言ってくださる瞬間。
古い器や雑貨を手に取って嬉しそうにしている顔を見ると、胸の奥がじんわり温かくなります。
その気持ちは、会社員時代には味わえなかったものです。

このお店は、私の“好き”を詰め込んだ空間。
でも、それが誰かの暮らしの中に取り入れられて、新しい役割をもってもう一度輝く姿を見ると、
ああ、この選択をしてよかったな、って心から思うんです。

NECOMAから広がる未来

街や人をつなぐ“居場所”をここから

NECOMAは、私の“好き”から始まったお店です。
でも今では、地域の方がふらっと立ち寄ってくれる居場所になりつつあります。
おばあちゃんが腰掛けて休んでいったり、学校帰りの子どもたちが顔を出してくれたり、猫のてっちゃんに会いに来るお客様がいたり…。
そんな日常の一コマが、私にとっては何よりも宝物です。

これからは、古道具や音楽をテーマにしたイベントを企画したいと思っています。
新潟には素敵な作家さんや古道具屋さんがたくさんいるので、そういう方たちと一緒に面白いことを発信していきたい。
この小さなお店が、街や人をつなぐきっかけのひとつになったら嬉しいです。

ネットや効率が当たり前の時代だからこそ、わざわざ足を運んでくださる方に“来てよかった”と思ってもらえる体験を届けたい。
ここで過ごすひとときが、誰かにとって小さな癒やしや楽しみになったら、それだけで十分だと思っています。

NECOMAは、古いものや音楽の魅力を伝えるだけじゃなく、訪れる人の心に小さな温もりを届ける場所でありたい。
そしてこの商店街が、また人が集まる場所になっていく未来を、ここから少しずつ描いていきたいです。

会社情報

会社名略称. NECOMA(ねこま)
勤務先名 NECOMA(ねこま)
本社住所 新潟県新発田市西園1-2-28
代表者名 代表 須藤 紗季様
1年後〜3年後の目標 これからは、このお店を拠点に古道具や音楽をテーマにしたイベントを企画し、新潟の魅力をもっと広げていきたいと考えています。
NECOMAを訪れるきっかけが、素敵な人や作品との出会いにつながり、商店街全体の活気にもつながっていったら嬉しいです。
誰でも気軽に立ち寄れる「街の居場所」として、これからもこの空間を大切に育てていきます。
NECOMAが生まれたこの商店街から、少しずつ新しい賑わいを届けていきたい――その想いを胸に、今日もお店の扉を開いています。
こんな人に会いたい このお店には、古いものが好きな方や音楽好きな方はもちろん、「何だか気になって」とふらっと立ち寄ってくださる方も多いんです。そんな風に、好奇心や“好き”の気持ちを大切にしている方と出会えたら嬉しいなと思っています。

古道具や雑貨は、一つひとつが誰かの暮らしの中で息づいてきたもの。
だからこそ、物を大事に想う心や、自分の感性を大切にできる方と出会いたいですね。
事業内容 古道具・レコード

取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

取材者名 ㈱採用戦略研究所 小林
住所 新潟県長岡市山田3丁目2-7
電話番号 070-1476-9740
事務所HP https://rs-lab.jp/

話を聞きたい!