新潟社長図鑑®|新潟の経営者・企業紹介メディア|株式会社採用戦略研究所

「こどもは宝」を胸に。数々の転機を経てたどり着いたのは、人が安心して働ける環境を整える仕事でした。【代表 帆苅有希氏】

bambino tesoro 株式会社(バンビーノ テゾーロ)

会社の“保健室”のような存在に

全員の声を受け止める場所

私は、中小企業の「人事部の代わり」をお仕事として行っています。
正社員・パート・業務委託、新卒から中途まで__会社の状況に合わせて採用の仕組みを整え、入社後の面談や制度づくりまで伴走しています。

わかりやすく言えば、会社の中にある“保健室”や“サポートルーム”の先生のような存在。
社長さんから新入社員さんまで全員と月1回キャリア面談を行い、どんな小さなことでも耳を傾けます。
「妻が妊娠して…いつ会社に相談したらいい?」「最近眠れなくて…」「上司への伝え方が不安…」
そんな日常の悩みも、安心して話せる場をつくるのが私の役割です。

“続けられる仕組み”を根づかせるパートナー

採用だけじゃ終わらせない

多くの中小企業では、総務も人事も兼任だったり、総務はあっても採用や育成を担う人事部は存在しないことがほとんど。だから私は外部の人事パートナーとして、採用から育成、制度設計までをまるごとサポートします。

◎面談のルール
・社長〜新入社員まで全員と月1回面談。
・守秘は徹底し、必要な部分だけ会社へフィードバック。

◎規模の上限
・面談を丁寧に続けるため、従業員130名以下の企業に限定。

◎“続けられる仕組み”の設計
・拠点が複数ある企業には、月1回1時間のオンライン会議を設計。3か月後には各部署から議題が自発的に出るように。
・評価制度や教育マニュアルを整えて、“特定の人しかできないやり方”をなくし、誰でも同じようにできるようにする。
・決算報告や人事総会を初めて行う企業には、一緒にスライドをつくり、わかりやすく情報共有。

私はあくまで外部の“まとめ役”ですが、目的は「代わりにやり続けること」ではありません。
「ゆっくりでも続けられる経験」を企業に根づかせ、社内に仕組みを任せられる人を育て、バトンを渡すことがゴールです。

私の会社は私ひとりで運営していますが、全国に業務委託のママワーカーが15名います。
在宅で、資料作成や研修スライド、経理補助、マニュアル整備などを、その時できる方ができる範囲で担当してくれます。

なかには「起業したいけど何から始めていいかわからない」という方も多く、私は初めての業務委託でも安心して挑戦できる“練習の場”を提供しています。「働く選択肢を広げられること」も、私の大切な仕事のひとつです。

原点と転機

試行錯誤の先に見えた、働く人を支える道

こうして企業の中に深く入り、社員さんや経営者の方々の声を聞き続ける今のスタイル。
でも、最初からこの形があったわけではありません。

私は体育大学出身で、将来は保健体育の先生になるのが夢でした。
スポーツが得意で、出産するまではビーチテニスの競技者としてスポンサー支援も受け、アスリートとして活躍していた時期もあります。

その後はリクルートに入社し、大手企業の整った人事・採用の仕組みを間近で学び、キャリアも順調に積んでいきました。しかし出産を経て、保育環境や費用の現実に直面。
「新潟に帰ろう」と決意し転職活動をするも、希望する条件の会社は見つかりませんでした。
「しっかり稼ぎたい、キャリアも諦めたくない。でも、このままでは難しい」
そう悩み抜いた末に出した答えが、独立でした。

最初に始めたのは、大学で学んだ知識を活かしたママ向け骨盤矯正の自宅サロン。
サロンに来てくださるママたちの話題の9割は、子どものことか、自分のキャリアの悩み。
施術台のそばで耳を傾けながら、「体を整えること以上に、働く女性を支える仕組みが必要だ」と感じるようになりました。

2020年の開業当時、相談を受けるたびに、
「理想のライフワークバランスが叶わない背景には、社会や企業の仕組みだけでなく、ママ自身が置かれた環境にも影響を受けている」と痛感しました。そして特に地方では、その色がより濃く残っている。サポート体制や選択肢が限られている分、環境の影響を大きく受けやすいのです。この気づきが、今の事業の根っこになっています。

さらにその後、採用やECサイト立ち上げ、クラウドファンディング支援など企業からの依頼を受けるように。関わる中で、「採用そのものよりも、仕組みを整えることが大切だ」という確信に変わっていきました。

サロン経営と企業サポートの二足のわらじで過ごした2年間を経て、
私は 「一人の笑顔を支える」から「仕組みで笑顔を増やす」 方向へ、思い切って舵を切ったのです。

やさしさと境界線

そして小さな積み重ね

大切にしているのは、やさしさと同じくらいの境界線です。

公私混同しない。 感情もふくめて線を引く。

依存関係をつくらず、自立を促す仕組みを残す。

そして、どんな時も小さな行動を一つずつ積み重ねる。
社長から新入社員まで等しく面談を行い、声が上がれば議事をまとめ、優先順位を社内で決めてもらう。
その積み重ねが会社を少しずつ変えていきます。

アスリート時代、一本のミスで流れが変わる経験を何度もしました。
点を落とせば戦い方を整え直す。
仕事も同じです。悩むときは悩むし、泣くときは泣く。
でも最後は「やめる?続ける?」と自分に問い、行動に戻る。
その繰り返しが私の強さになりました。

こどもは宝を主語に

未来を支える仕組みをつくる

社名には「こどもは宝」という想いが込められています。
子どもを真ん中に置いた社会をつくるには、家庭・企業・行政をゆるやかにつなぎ、人が安心して働ける環境を整えることが大切だと思っています。

働くとは、本来「自分の得意で“ありがとう”を増やすこと」。
だからこそ、まずは身近な半径5mの世界から。
小さな助け合いの輪が広がれば、会社も街も少しずつ変わっていきます。

10,000人以上の女性たちのキャリア相談に携わる中で、
「働くことは人生を形づくる大きなテーマ」だと確信しました。
出産やライフイベントによる環境の変化は、女性のキャリアに大きな影響を与えます。
だからこそ、一人ひとりが「自分の可能性を信じられること」を何より大切にしています。

「自分を知る、自分が変わる、未来が変わる」
その連鎖を生むことで、女性が活き活きと働ける社会をつくり、次世代の子どもたちへその姿を届けたい。

今は「三条の人事部コンソーシアム」の事務局の一つを担い、
行政頼みではなく、地域と一緒に子どもたちの未来を支える仕組みづくりに挑戦中です。
安定を求めすぎず、歩みを止めない一歩ずつの前進を。
「こどもは宝」という想いを胸に、一人ひとりの声を未来へつなぐ仕事を、これからも続けていきます。

会社情報

会社名略称. bambino tesoro 株式会社(バンビーノ テゾーロ)
勤務先名 bambino tesoro 株式会社(バンビーノ テゾーロ)
理念・使命 \ビジョン:愛が溢れる社会の実現/
「こどもは宝」を主語に行政・企業・家庭が、それぞれの得意なこと・好きなことで半径5メートルの世界をストレスフリーにできたら『愛が溢れる社会』になれると信じています。
本社住所 新潟県新潟市江南区嘉瀬1438−1
代表者名 代表取締役 帆苅 有希様
1年後〜3年後の目標 今、三条の人事部コンソーシアムの一員として、キャリア教育を行政任せにせず地域と一緒に進めていく仕組みづくりに挑戦しています。これからも子どもや働く人を支える環境を地域に広げることを目指し、一歩ずつ取り組んでいきたいです。
新規事業・チャレンジしたいこと 企業の採用や人材育成のサポートだけでなく、子育てや家庭、地域を巻き込みながら働きやすい仕組みを育てていく活動をさらに広げたいと思っています。行政・企業・家庭をゆるやかにつなぐ“土台づくり”で、働くことに前向きになれる街づくりに貢献していきます。
こんな人に会いたい 私が一緒に働きたいのは、「自分のありたい姿」と「誰かのありたい姿」をキャリアで結び付けられる人です。必ずしも「この職業になりたい」という目標でなくても構いません。
「ずっと笑顔でいたい」「誰かに“ありがとう”と言われたい」そんなシンプルな願いを持ち、自分が変わることで誰かの役に立ちたいと思える人に、この仕事は向いていると思います。

特に女性は、キャリアや働き方の選択で迷いや葛藤を抱えやすいもの。
だからこそ、自分の可能性を信じて前に進みたいと願う女性と一緒に働き、支え合っていきたいと考えています。
事業内容 人事・採用・キャリアアドバイス・補助金、助成金サポート申請・個別キャリア相談・SNS代行・体育の家庭教師
メッセージ \メッセージ/
「働く」というのは、本来“自分の得意”や“人のための小さな親切”を、価値として循環させること。
難しく考えなくても、まずは半径5メートルの身近な人たちにできることから始めれば、
会社も街も、きっと少しずつ優しい場所になっていくはずです。

こちらもご覧ください♪
【HP】https://bambino-tesoro.com/

取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

取材者名 ㈱採用戦略研究所 小林
住所 新潟県長岡市山田3丁目2-7
電話番号 070-1476-9740
事務所HP https://rs-lab.jp/

話を聞きたい!