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持続可能な農業へ__株式会社冨山が描く“支える農業”の未来。70年の歩みと、新たな変革!【代表 冨山浩明氏】

株式会社冨山

歩みと原点

農家さんに支えられて続いてきた70年の歴史

株式会社冨山は、大正5年に肥料や飼料の販売から始まりました。戦時中の一時中断を経て、昭和に入って再び事業を再開。私の父や祖父の代を通じて、卸売を“根っこ”としながら、小売や産直、さらには飲食まで“枝葉”を伸ばしてきました。

私自身は高校卒業後、県外で造園業に携わり、2009年に入社。輸出入や営業を経験し、現在は4代目社長として会社を率いています。農家さんに寄り添いながら、時代に応じて挑戦を重ねてきた歴史こそ、冨山の原点です。

事業の広がりと強み

“農家さんを支える”一本の軸

そうして積み重ねてきた歩みの中で、私たちの会社は事業の幅を広げてきました。肥料や農薬といった農業に欠かせない資材の販売から始まり、今では農家さん向けのお店「とんとん」、野菜の直売所、さらには食堂などの飲食事業まで手がけています。また、中国からの肥料輸入や、ドローンを活用したスマート農業の取り組みも進めています。

代表的な小売店舗の「とんとん」では、必要な農業資材を自分で選び、すぐに購入できる便利さが好評です。さらに「食堂さんかくとまる」では、農家さんが育てた米や野菜を使ったおにぎりや料理を提供し、農業の魅力を消費者に直接伝えています。

また、資材販売や飲食だけでなく、スマート農業にも取り組んでいます。農業用ドローンの教習事業、GPSよりも高精度な位置情報を実現する「RTK基地局」の設置、農機の自動運転サポートなどを通じて、農家さんの負担軽減と効率化を後押ししています。

一見すると幅広く展開しているように見えますが、どの事業も「農家さんを支える」という一本の軸でつながっています。これこそが冨山の大きな強みです。

「農家さんの畑から消費者の食卓まで」__その一連の流れを一社で担えること。それが冨山ならではの魅力であり、他にはない存在価値だと考えています。

高齢化・担い手不足の現実を前に

“農業を未来につなぐビジネス”へ

私のやりがいは、創業当時から地域の農家さんに支えていただいたそのご恩を、今の時代に合った形で返していくことです。単に商品を届けるのではなく、農業を支える仕組みをつくり、農家さんに「助かった」と言っていただけることが、私にとって一番の喜びです。

ただ、農業を取り巻く環境は年々厳しくなっています。高齢化や担い手不足、消費の変化など課題は山積みです。だからこそ私は、農業を「文化として守る」だけでなく、「未来へ続くビジネス」としてとらえることが大切だと考えています。

そして農家さんに対しても、“農業従事者”ではなく“農業経営者”という視点が欠かせません。その転換をサポートし、農業を持続可能な形にしていくことが、冨山の使命だと考えています。

誇りを持てる会社づくり

100億円企業へのステップアップ

冨山の70年の歴史を支えてきたのは、間違いなく社員のみなさんです。30年、40年と長く勤めてくれる方々が多く、その存在が会社の大きな土台となってきました。社員一人ひとりが冨山を「自分の会社」と思い、力を尽くしてくれたからこそ、ここまで続けてこられたのだと思います。

父の代は強いリーダーシップで会社を引っ張り、時には独断で大きな決断を下してきました。その姿を尊敬しながらも、私はこれからの時代は「戦略と人材で成果を最大化する」経営が必要だと感じています。社員一人ひとりの意見や工夫を活かし、チームで力を合わせて進む。そんな組織でありたいと考えています。

会社としてもステージが大きく変わりました。いわゆる「10億の壁」「30億の壁」「50億の壁」を超え、次は“100億円企業”という新たな挑戦の段階に入っています。そのためには、私自身の進化と同時に、社員のみなさんもステップアップしていくことが欠かせません。今はまさに、その“はざま”に立っているのだと思います。

これからも、社員が誇りを持って働ける会社であり続けること。そして農家さんにとってなくてはならない存在であり続けること。その両方を大切にしながら、冨山は歩んでいきます。

未来への展望

新しい農業の姿を創造する

これからの農業は、日本だけでなく世界の情勢や消費の変化に大きく左右されます。その中で冨山が果たすべき役割は、「農を未来につなげる架け橋」になることだと考えています。

すでに取り組んでいる事業のひとつが、飲食事業「農家の息子がつくる食堂さんかくとまる」です。農家さんが育てた米や野菜をおにぎりや料理にして提供することで、消費者に“農”の魅力を伝える場になっています。食べていただくことで農家さんの努力が報われ、若い世代にも農業の価値を知っていただけるのは大きな喜びです。

さらに、スマート農業の推進にも力を入れています。農業用ドローンの導入や教習事業を通じて、作業の効率化と負担軽減を実現し、高齢化や担い手不足といった課題解決に貢献していきます。その集大成となるのが「デモファーム」の設立です。ドローンや自動運転農機を実際に体験できる場をつくり、農家さんが安心して新しい技術を導入できる環境を整えていきます。

また、ライスセンターの建設にも取り組んでいきます。稲刈り後の籾摺り作業を代行することで、農家さんが本来の栽培に集中できる仕組みを整えることが狙いです。大きな転換期を迎え、やむを得ない事情により農家の数が減少していく中でも、生き残った農家さんが大規模化に対応し、持続的に営農できる体制を支えていきたいと考えています。

こうした取り組みを通じて、冨山は「農家さんが栽培に集中できる環境づくり」を進め、農業を持続可能な産業として未来へつなげていきます。そのために冨山は、農家さん、社員、そして地域と力を合わせ、挑戦を続けていきます。

会社情報

会社名略称. 株式会社冨山
勤務先名 本社/長岡営業所/加茂営業所/とんとん佐渡店/とんとん神林店/とんとん五泉店/ピカリ産直市場お冨さんピア万代店/ピカリ産直市場お冨さん神林店/農家の息子がつくる食堂さんかくとまる
本社住所 新潟市北区島見町2434番地43
代表者名 代表取締役 冨山 浩明様
1年後〜3年後の目標 今後1〜3年で取り組みたい目標は大きく3つあります。ひとつは、今年からスタートした真鴨養殖事業をしっかりとビジネスとして確立させることです。地域の方から引き継いだ大切な事業を形にし、新しい柱として育てていきたいと考えています。

二つ目は、スマート農業の集大成となる「デモファーム」をつくることです。農業用ドローンや自動運転農機、位置情報サービスなど、冨山が取り組んできたさまざまな技術を集め、実際に農家さんに体感していただける場を整備します。新しい農業の姿を示す拠点として機能させたいと考えています。

三つ目は、ライスセンターの建設です。稲刈り後の籾摺り作業を代行し、農家さんが栽培に専念できる環境を整えることが目的です。農家さんの数が減少していく中でも、一人ひとりがより広い面積を担えるよう支え、持続可能な農業につなげていきたいと考えています。
こんな人に会いたい 一緒に働く仲間には、農業や地域に誠実に向き合い、粘り強く取り組める人を求めています。自分の意見を持ち、仲間とともに考え、挑戦できる人と力を合わせて、未来の農業をつくっていきたいです。
事業内容 卸売業・小売業(農業資材販売) サービス業(スマート農業支援・ドローンスクール) 飲食業(食堂の運営)
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【HP】https://www.tomiyama-agri.com/
【Instagram】@tomiyama7878

取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

取材者名 ㈱採用戦略研究所 小林
住所 新潟県長岡市山田3丁目2-7
電話番号 070-1476-9740
事務所HP https://rs-lab.jp/

話を聞きたい!