ARCと自立支援プロジェクト――二つの活動を、一つの想いで。【代表 阿部諭氏】
ARC
喜ぶ顔が見たかった——ARC誕生の原点
想いに応えた先に見えた「本当の仕事」。
“お客様の顔が見える仕事がしたい”――その想いが、ARCの原点でした。
車が本当に好きで、ずっと外車ディーラーで働いていました。
本当なら、そこで長く続けるつもりだったんです。でも、ある出来事がきっかけで、起業という選択肢が見えてきました。
それは、お客様から個人的に「コーティングをお願いできませんか?」と依頼を受けたときのことです。
普段の仕事では、営業が仕事を取ってきて、別の担当が段取りをして、最後に私たちが黙々と作業する――そんな流れでした。
お客様と直接話すことも、感想を聞くこともない。
ただ目の前の作業をこなすだけの日々で、どこか疎外感のようなものを感じていたんです。
でも個人的な依頼は違いました。
「ここが気になるんです」「こんなふうに仕上げてほしい」
そんな希望を一つひとつ聞きながら作業して、その通りに仕上げてお返ししたら……
目の前で本当に喜んでくれたんです。
その瞬間、胸が熱くなりました。
「あぁ、これが本当の仕事だよな」って。
ただ作業をするんじゃなくて、
お客様の声を聞いて、自分の手で仕上げて、その反応を直接見る。
その“人間味”のある流れに、ものすごく惹かれたんです。
そこから、
「一人ひとりと関わりながら、丁寧に向き合っていく仕事がしたい」
そう思うようになり、最初は自宅の敷地内からARCをスタートしました。
車が本当に好きで、ずっと外車ディーラーで働いていました。
本当なら、そこで長く続けるつもりだったんです。でも、ある出来事がきっかけで、起業という選択肢が見えてきました。
それは、お客様から個人的に「コーティングをお願いできませんか?」と依頼を受けたときのことです。
普段の仕事では、営業が仕事を取ってきて、別の担当が段取りをして、最後に私たちが黙々と作業する――そんな流れでした。
お客様と直接話すことも、感想を聞くこともない。
ただ目の前の作業をこなすだけの日々で、どこか疎外感のようなものを感じていたんです。
でも個人的な依頼は違いました。
「ここが気になるんです」「こんなふうに仕上げてほしい」
そんな希望を一つひとつ聞きながら作業して、その通りに仕上げてお返ししたら……
目の前で本当に喜んでくれたんです。
その瞬間、胸が熱くなりました。
「あぁ、これが本当の仕事だよな」って。
ただ作業をするんじゃなくて、
お客様の声を聞いて、自分の手で仕上げて、その反応を直接見る。
その“人間味”のある流れに、ものすごく惹かれたんです。
そこから、
「一人ひとりと関わりながら、丁寧に向き合っていく仕事がしたい」
そう思うようになり、最初は自宅の敷地内からARCをスタートしました。
こだわる人が集まる専門店へ。
“職人としての20年”が広げたARCの可能性
一人で始めた頃は、毎日が充実していました。
ありがたいことにご依頼も増え、直接お客様の言葉を聞ける機会が増えていくのが、とにかく嬉しかったんです。
そんな中で、自宅の敷地では作業が手狭になり、
「もっと技術を届けられる環境を整えたい」
という思いがどんどん強くなりました。
そこで思い切って、コーティング専用の場所をつくって移転し、再スタートしたのが5年前です。
ところが、その直後にコロナ禍が訪れました。
「さぁやるぞ!」と気持ちを新たにした矢先、人がまったく来ないという大きな壁にぶつかりました。
それでも──あきらめるという選択肢はありませんでした。
とにかく知ってもらうしかない、と
Facebook、Instagram、YouTubeなどのSNS発信を強化し、
そして何より、お客様の口コミに何度も助けられました。
私のコーティング歴は、気づけばもう20年になります。
この20年の技術を武器に、ARCでは“職人の店である”ことを前面に出して差別化を図ってきました。
実際、コーティング専門でやっている会社はほとんどありません。
だからこそ、“本物を求めるこだわりの強い方”が来てくださるようになり、選んでもらえることがすごく嬉しいんです。
お客様の多くは、いろいろ調べて比較した上で、
「ここなら大切な車を任せられる」と判断して来てくださっている。
そのお気持ちに応えたいという思いは、年々強くなっています。
そしてもう一つ、ARCならではの取り組みが ロードバイクのコーティング です。
私自身トライアスロンをやっていて、自転車仲間も多いのですが、
10年ほど前から「自転車をコーティングできるところ、ないかな?」とよく相談されていました。
しかし、当時はロードバイク専門のコーティングを扱う会社がほとんどなかったんです。
“車の知識も、自転車の知識も、両方ある自分ならできるはずだ”
そう思い、メーカーへ直接足を運び、
車と自転車の構造の違い、磨き方、適した材料などを一つひとつ教えていただきながら、ロードバイクコーティングの技術を確立していきました。
こうして、ARCは車だけでなく自転車にも対応できる、
「二つの世界の専門性を持つ職人店」
として進化することができました。
ありがたいことにご依頼も増え、直接お客様の言葉を聞ける機会が増えていくのが、とにかく嬉しかったんです。
そんな中で、自宅の敷地では作業が手狭になり、
「もっと技術を届けられる環境を整えたい」
という思いがどんどん強くなりました。
そこで思い切って、コーティング専用の場所をつくって移転し、再スタートしたのが5年前です。
ところが、その直後にコロナ禍が訪れました。
「さぁやるぞ!」と気持ちを新たにした矢先、人がまったく来ないという大きな壁にぶつかりました。
それでも──あきらめるという選択肢はありませんでした。
とにかく知ってもらうしかない、と
Facebook、Instagram、YouTubeなどのSNS発信を強化し、
そして何より、お客様の口コミに何度も助けられました。
私のコーティング歴は、気づけばもう20年になります。
この20年の技術を武器に、ARCでは“職人の店である”ことを前面に出して差別化を図ってきました。
実際、コーティング専門でやっている会社はほとんどありません。
だからこそ、“本物を求めるこだわりの強い方”が来てくださるようになり、選んでもらえることがすごく嬉しいんです。
お客様の多くは、いろいろ調べて比較した上で、
「ここなら大切な車を任せられる」と判断して来てくださっている。
そのお気持ちに応えたいという思いは、年々強くなっています。
そしてもう一つ、ARCならではの取り組みが ロードバイクのコーティング です。
私自身トライアスロンをやっていて、自転車仲間も多いのですが、
10年ほど前から「自転車をコーティングできるところ、ないかな?」とよく相談されていました。
しかし、当時はロードバイク専門のコーティングを扱う会社がほとんどなかったんです。
“車の知識も、自転車の知識も、両方ある自分ならできるはずだ”
そう思い、メーカーへ直接足を運び、
車と自転車の構造の違い、磨き方、適した材料などを一つひとつ教えていただきながら、ロードバイクコーティングの技術を確立していきました。
こうして、ARCは車だけでなく自転車にも対応できる、
「二つの世界の専門性を持つ職人店」
として進化することができました。
“最後の砦”と言われる理由。
丁寧に向き合い続けてきた誇りと自信
この仕事で一番やりがいを感じるのは、やっぱりお客様からの「ありがとう」です。
その一言を聞くたびに、やっていてよかったな
と素直に思えるんです。
私のコーティングは、どんな車でも“鏡面”になるまでしっかり磨いてから始めます。
時間も手間もかかりますが、この工程を大切にしているからこそ、
お渡しの瞬間には「1週間待った甲斐があった」と喜んでいただけるんです。
ありがたいことに、
「阿部さんは最後の砦だよね」
「阿部さんにできなかったら、もう無理だよね」
そんな言葉をいただくこともあります。
そこまで信頼して任せてもらえることは、本当に嬉しいですし、
他社の方からも認めてもらえているんだなと感じています。
これまで お客様に言われたご要望で、“できなかったこと”は一度もありません。
それは、技術への誇りと、
“預かった車を必ず最善の状態で返したい”
という思いがずっとあるからなんだと思います。
これからもその姿勢を大切に、一台一台の車に向き合っていきたいですね。
その一言を聞くたびに、やっていてよかったな
と素直に思えるんです。
私のコーティングは、どんな車でも“鏡面”になるまでしっかり磨いてから始めます。
時間も手間もかかりますが、この工程を大切にしているからこそ、
お渡しの瞬間には「1週間待った甲斐があった」と喜んでいただけるんです。
ありがたいことに、
「阿部さんは最後の砦だよね」
「阿部さんにできなかったら、もう無理だよね」
そんな言葉をいただくこともあります。
そこまで信頼して任せてもらえることは、本当に嬉しいですし、
他社の方からも認めてもらえているんだなと感じています。
これまで お客様に言われたご要望で、“できなかったこと”は一度もありません。
それは、技術への誇りと、
“預かった車を必ず最善の状態で返したい”
という思いがずっとあるからなんだと思います。
これからもその姿勢を大切に、一台一台の車に向き合っていきたいですね。
動けないと言われた18歳。
あきらめなかった日々が、いまの私をつくった
実は18歳のとき、脳腫瘍で手術を受け、
「一生ベッドから起き上がれない」と宣告されました。
当時はモーグルでオリンピックを目指していた頃。
夢の途中で突然すべてが止まりました。
手術後は、手も足も動かず、声も出ない状態。
両親に食べさせてもらいながら、
「手が動けば両親の負担が減る」
その思いだけで毎日“動け、動け”と念じ続けました。
すると本当に少しずつ動き始め、お椀を持てるようになり、
やがて足までも動き出し、医師も驚くほど回復しました。
退院後は、リハビリも兼ねてスキーや山登りを再開。
そして家族会議で、
「1年後、一人暮らしをします」
と宣言し、その通り実現しました。
つらい日々でしたが、あきらめなかったことで、
気づけば以前の自分を超えるほど強くなっていました。
その後はトライアスロンにも挑戦し、
まったく泳げなかった私が大会に出られるまでになりました。
この経験があったからこそ、
“自分の闘病や障がいを、誰かのために役立てたい”
そう強く思うようになり、
NPO法人「障がい者自立支援プロジェクト」
を立ち上げました。
新潟出身アーティスト「ひなた」さんにも協力していただき、
障がいのある方やご家族向けのイベント・ライブを企画。
障がいを持つご家族って、普段はスポットライトが当たりづらい。
でも、家族が支えてくれているからこそ、本人が日々を生きられる。
その温かさを感じて、こちらが感動してしまうほどでした。
「一生ベッドから起き上がれない」と宣告されました。
当時はモーグルでオリンピックを目指していた頃。
夢の途中で突然すべてが止まりました。
手術後は、手も足も動かず、声も出ない状態。
両親に食べさせてもらいながら、
「手が動けば両親の負担が減る」
その思いだけで毎日“動け、動け”と念じ続けました。
すると本当に少しずつ動き始め、お椀を持てるようになり、
やがて足までも動き出し、医師も驚くほど回復しました。
退院後は、リハビリも兼ねてスキーや山登りを再開。
そして家族会議で、
「1年後、一人暮らしをします」
と宣言し、その通り実現しました。
つらい日々でしたが、あきらめなかったことで、
気づけば以前の自分を超えるほど強くなっていました。
その後はトライアスロンにも挑戦し、
まったく泳げなかった私が大会に出られるまでになりました。
この経験があったからこそ、
“自分の闘病や障がいを、誰かのために役立てたい”
そう強く思うようになり、
NPO法人「障がい者自立支援プロジェクト」
を立ち上げました。
新潟出身アーティスト「ひなた」さんにも協力していただき、
障がいのある方やご家族向けのイベント・ライブを企画。
障がいを持つご家族って、普段はスポットライトが当たりづらい。
でも、家族が支えてくれているからこそ、本人が日々を生きられる。
その温かさを感じて、こちらが感動してしまうほどでした。
“好きな人が集まれる場所をつくりたい”。
ARCとNPO、それぞれの未来へ
私自身、会社を大きくしようという野望はあまりありません。
それよりも、車が好きな人が気軽に来られる場所にしていきたいんです。
コーティングひとつを取っても、ARCが大切にしているやり方があります。
磨き方、仕上げ方、手をかける時間……そのすべてに理由がある。
そのこだわりを分かってくださるお客様が増えてくれたら、本当に嬉しいです。
そしてこれからも、
「お客様が求めていることに、ちゃんと応えられる店でいたい」
その想いは変わりません。
どんなご要望でも「できますよ」と言える自分でいたいと思っています。
NPO法人「障がい者自立支援プロジェクト」については、今年立ち上げたばかり。
ここからの5年で、私が思い描いているのは、健常者と障がい者が一緒に汗をかける場所づくりです。
例えば——
・障がい者が未来に希望を持てるよう挑戦する場所作りを行う。
・障がい者と健常者がお互いに相互理解をしあえる地域社会を創る。
・地域振興のため子供とお年寄り、障がい者が安心できるまちづくりに取り組む。
そんな、境界線のない“共に楽しめる場”を増やしていきたいと思っています。
お互いを理解しあいながら、一緒に笑って、一緒に体を動かして、
誰もが「ここにいていいんだ」と思える場所をつくるのが、これからの目標です。
それよりも、車が好きな人が気軽に来られる場所にしていきたいんです。
コーティングひとつを取っても、ARCが大切にしているやり方があります。
磨き方、仕上げ方、手をかける時間……そのすべてに理由がある。
そのこだわりを分かってくださるお客様が増えてくれたら、本当に嬉しいです。
そしてこれからも、
「お客様が求めていることに、ちゃんと応えられる店でいたい」
その想いは変わりません。
どんなご要望でも「できますよ」と言える自分でいたいと思っています。
NPO法人「障がい者自立支援プロジェクト」については、今年立ち上げたばかり。
ここからの5年で、私が思い描いているのは、健常者と障がい者が一緒に汗をかける場所づくりです。
例えば——
・障がい者が未来に希望を持てるよう挑戦する場所作りを行う。
・障がい者と健常者がお互いに相互理解をしあえる地域社会を創る。
・地域振興のため子供とお年寄り、障がい者が安心できるまちづくりに取り組む。
そんな、境界線のない“共に楽しめる場”を増やしていきたいと思っています。
お互いを理解しあいながら、一緒に笑って、一緒に体を動かして、
誰もが「ここにいていいんだ」と思える場所をつくるのが、これからの目標です。
会社情報
| 会社名略称. | ARC |
|---|---|
| 勤務先名 | ARC |
| 本社住所 | 新潟県新潟市江南区曽野木1‐29‐19 |
| 代表者名 | 代表 阿部 諭様 |
| こんな人に会いたい | とにかく、車が好きな人と出会いたいですね。 車じゃなくても、何かが“キレイになる”ことに喜びを感じられる人。 私自身、磨いて仕上がった瞬間のあの気持ちが大好きなので、 同じようにその瞬間を楽しめる方と一緒に仕事ができたら嬉しいです。 |
| 事業内容 | 自動車コーティング/ルームクリーニング/ボディ磨き/ロードバイクコーティング |
| その他 | こちらもご覧ください‼ 《Facebook・YouTube》 阿部諭 《Instagram》 @arc.abe |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
| 取材者名 | ㈱採用戦略研究所 土田 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県長岡市山田3丁目2-7 |
| 電話番号 | 070‐6433‐5645 |
| 事務所HP | https://rs-lab.jp |