新潟社長図鑑®|新潟の経営者・企業紹介メディア|株式会社採用戦略研究所

新潟の厳しい環境の中で、それでも車のキレイに最後まで責任を持ち続けたい。【代表 森新氏】

株式会社GLOSSY(グロッシー)

オートバイに夢中だった10年

レースを終え新潟で再スタート

振り返ってみると、自分の原点はオートバイだったと思います。

高校卒業後、東京の専門学校に進み、先輩に連れられて出たのが、オートバイのレースでした。
軽い気持ちで出たレースだったんですが、いきなり表彰台に上がってしまって(笑)。

「もしかしたら、俺、才能あるのかも」そんな実感があって、そこから一気にレースにのめり込んでいきました。

全日本クラスまで進み、気づけばレースは10年ほど続けていました。
当時の自分にとっては、レースが生活の中心でしたね。

30歳を迎えた頃、レースから引退する決断をしました。
結婚も重なり、人生の節目が一度にやってきたタイミングです。

その流れで、地元・新潟に戻ることになりました。
妻は大阪出身ですが、都会よりも自然のある暮らしに憧れがあったようで、
新潟に帰ることには前向きでした。

新潟に戻ってからは、個人でバイクの塗装をメインに仕事を始めました。
ただ、バイクの修理や塗装だけで、この先ずっと食べていけるかというと、正直なところ、なかなか想像がつかなかったんです。

実はその少し前、2005年くらいだったと思います。
「車のコーティング」という仕事があることを知りました。
当時は本格的にやっていたわけではなく、バイク塗装の合間に、少しずつ手がけていた程度でした。

バイクの塗装を続けながら、「この仕事を、この先も続けていけるだろうか」
そう考えるようになった時、ふと思い出したのが、車のコーティングでした。

そこで、思い切って業種を切り替える決断をします。
最初は、車のほうが収入として成り立ちやすい、という現実的な理由からのスタートでした。

けれど、この選択が結果的に株式会社グロッシーという今の道につながっていきました。

試行錯誤の先に見えたもの

新潟で通用するコーティングを求めて

実際に新潟で車のコーティングをやってみて、すぐに気づいたことがありました。
新潟の冬って、融雪剤を撒くじゃないですか。
車にとっては、日本の中でもかなり過酷な環境なんですよね。

何台かコーティングを施工していく中で、お客さんから
「ダメージがすごい」
「汚れが目立ってきた」
といった声をいただくようになりました。
クレームというほどではないんですが、「コーティングしているのに、どうしてこんな状態になるんだろう?」
正直、その疑問がずっと頭に残っていました。

そこで、もう一度磨き直して、コーティングを再施工する。
そんなことを何度も繰り返していましたね。
メンテナンス費用をいただくこともありましたし、場合によっては無償でやり直すこともありました。

当然、経営的には赤字です。
結果的に、一度廃業することになりました。

その後、就職もしました。
ただ、その生活が自分には合わなかったんだと思います。
決裁権もなく、時間も決められて、決まった時間に出社する。
安定しているはずなのに、だんだんとしんどくなっていって、最終的には、鬱を発症してしまいました。

今振り返ると、「自分の思うように仕事ができなかったこと」が一番の原因だったのかもしれません。

数カ月間は、本当に何もできない状態が続きました。
でも、少しずつ気持ちが落ち着いてきた頃、「じゃあ、これから何をしようか」と考えたときに、やっぱり頭に浮かんだのは、車の仕事でした。

ただ、同じ失敗は繰り返したくない。
新潟という環境の中で、どうすれば車を守れるのか。
そこを徹底的に調べました。

すると、以前使っていたものよりも性能の良いコーティング剤があることを知りました。
知り合いからも話を聞いて、「これならいけるかもしれない」と思い、使い始めてみたんです。

実際、以前よりも明らかに状態は良くなりました。
ただ、それでもまだ、傷みが早い部分はありました。

そこからさらに情報を集め、調べ続けて、たどり着いたのがセラミックコーティングでした。

当時、セラミックコーティングを扱っているお店はありましたが、専門店としてやっているところはほとんどありませんでした。
そこで、日本で最初のセラミックコーティング専門店としてやっていこうと決めたんです。

ガラスコーティングも置いてはいましたが、実質、そこからはセラミックコーティング一本。
そこに集中して取り組んできました。

少しずつお客さんも増えてきて、「もっといいものはないか」と、さらにレベルアップを重ねてきました。

今扱っているコーティング剤は、現存するものの中では、一番いいものだと思っています。

それに加えて、3〜4年前から永久保証という形を掲げました。

新潟の環境では、どれだけ良いコーティングをしても、どうしても荒れてしまう部分は出てきます。

だからこそ、うちでメンテナンスに来ていただいているお客さんに関しては、
コーティングの種類にもよりますが、一定レベル以上の施工をしていただいた方には、
「この艶を保ちます」という約束をしています。

その安心感が、結果的にお客さんの信頼につながり、少しずつ顧客が増えていきました。

一台一台に責任を

新潟で続けるセラミックコーティング

うちは、新潟の車の「キレイ」を保証する会社だと思っています。
とにかく、一度信頼して来てくれたお客さんとは、できるだけ長く、できれば一生お付き合いしていきたい。

新規のお客さんがどんどん増えることよりも、一人ひとりのお客さんと、長く関係を続けていくこと。
それが、ずっと大事にしている考え方です。

うちで施工しているセラミックコーティングは、簡単に言うと、ガラスコーティングの上位互換です。
ディーラーなどで施工されているものがガラスコーティングで、それよりも艶があり、耐久性が高いのがセラミックになります。

施工にかかる時間も、まったく違います。
一般的なコーティングが1〜2時間だとしたら、セラミックコーティングは平均で3日から4日。
何十倍もの時間をかけて、仕上げています。

短期的な利益を追うよりも、きちんと価値を提供して、結果として長くお付き合いできる関係を築いていきたい。
目指しているのは、そんなお店です。

お客さんも、いわゆる「車マニア」というより、シンプルに「車を大切にしたい」という方が多いですね。

これまでに施工した台数は、約1,500台。
年数を考えると、正直少ないと思います。
他のお店なら、何万台と施工しているところもあるはずです。

でも、うちは逆なんです。
1台1台にとにかく時間をかけて、丁寧に施工して、その後もオーナーさんと長く付き合っていく。
そのスタンスでやってきました。

だから、利益が出にくいのは正直な悩みです(笑)。
でも、信頼が積み重なっていくことのほうが、自分にとってはずっと大事なんですよね。
この先も、そこはブレずにやっていくつもりです。

自分たちの強みは、技術と、お客さんとのつながり。
そして、価値をきちんと提供し続ける姿勢だと思っています。

セラミックコーティングを専門で扱っていること。
保証をとても大切にしていること。
その想いの強さは、他には負けないと思っています。

最近では、YouTubeも始めました。
洗車やカーケアで、お客さんが困らないように、自分で学べるコンテンツを発信しています。

LINEでもつながっているので、「洗車でここが分からなくて」と相談が来ることも多いですね。
それに一つひとつ答えて、アフターフォローやサポートも大切にしています。

コーティングだけで、一生キレイが保てるわけではありません。
だからこそ、お客さん自身にも正しい洗車を知ってもらう必要がある。
間違った洗車をしてしまうと、傷んだ状態で戻ってくる車を見るのは、正直つらいですから(笑)。

だから、小さな困りごとでも、一つひとつ丁寧に向き合っていく。
それが、自分たちのやり方なんだと思っています。

信頼が、目に見える瞬間

この仕事を続けていて、よかったと思えるとき

一台一台に時間をかけて、お客さんと長く向き合っていく。
そういうやり方を選んできました。

その姿勢が間違っていなかったと感じるのは、ふとした瞬間です。

あるご家族のお車を納車したときのことでした。
ご家族みなさんで車のところに来てくれて、お子さんが、自然と車に触ったんですね。

普通だったら、「そんなに触らないで」と言ってしまいそうな場面だと思います。
でもそのときは、違いました。

お子さんでもわかるくらい、車がピカピカで、すべすべで。
「すごい」「きれい」って、ご家族みなさんが本当に喜んでくれたんです。

その光景を見たときは、正直、すごく嬉しかったですね。

お子さんが触った指紋も、スルッと簡単に落ちる。
それを見て、また驚いてくれて。
「ああ、この仕事をやってきてよかったな」と素直に思いました。

うちをご利用してくださるお客さんは、ご自身の車だけでなく、ご家族の車も預けてくださることが多いんです。

それはきっと、一人ひとりに向き合いながら、仕事をしてきた結果だと思っています。

クオリティについても、自分たちが目指している基準は、お客さんが想像している以上に高いと思っています。
だからこそ、「期待以上だった」と感じてもらえる。

その積み重ねが、リピートにつながっているんじゃないでしょうか。

最近は、ネットの口コミを見て来てくださる方も増えました。
中には、長文で、熱い想いを書いてくれる方もいます。

そういう声を見るたびに、一台一台、手を抜かずにやってきてよかったなと、改めて感じています。

仲間とともに、その先へ

新潟から、全国の車をキレイにしていくために

現在は、スタッフが2名。
それに、妻が事務を担当してくれています。

採用で一番大切にしているのは、技術を高めたいという気持ちがあるかどうか。
車が好きかどうかよりも、向上心があるかどうかを見ています。

1人のスタッフは、車が好きというより、洗車がとにかく好きなタイプ。
いわゆる“洗車マニア”ですね。
いろいろな洗剤を買って、「どれが一番いいんだろう?」と試すのが好きで、
その流れでうちのことを見つけて、「ここで働きたい」と言ってくれました。

もう1人は、もともとうちのお客さんでした。
車を2台出してくれていて、「このクオリティのコーティングを、自分もやりたい」
そう言ってくれたんです。
前職も車関係ではありましたが、自分には合っていなかったようで、縁があって、株式会社グロッシーに入社してくれました。

面接のときも、この2人にはしっかり向上心を感じました。
だからこそ、一緒に働く仲間として迎え入れています。

働き方についても、できるだけ休みを多くして、残業はなし。
頑張った分は、きちんとスタッフに還元してあげたいと思っています。

そんな仲間たちと一緒に、新潟という、車にとってはかなり過酷な環境から、
全国の車をキレイにしていきたい。
正直、新潟で通用すれば、
全国の車はたやすいと思っています(笑)。

今は、コーティング剤や洗剤のプライベートブランドも展開していて、
通販事業としてネット販売も行っています。
これも、少しずつ広げていきたいですね。

基本的に、これらの商品は、すべて自分たちが現場で実際に使っているものです。
自分たちが信頼できると感じたものだけを、お客さんにも使ってもらえるようにしています。

売るために作った商品ではなく、現場で必要だったものを、そのまま形にした。
そんな感覚が近いかもしれません。

これからも、無理に広げることより、ちゃんと続けていける形を選びながら。
仲間と一緒に、車とそして人と、まっすぐ向き合い続けていきたいと思っています。

会社情報

会社名略称. 株式会社GLOSSY(グロッシー)
勤務先名 株式会社GLOSSY(グロッシー)
本社住所 新潟県新潟市東区松崎2‐29‐34 101
代表者名 代表 森 新様
1年後〜3年後の目標 3年後を目指すなら、店舗を建てたいと考えています。
今の場所は賃貸なので、規模を大きくしたいというよりも、もっと作業がしやすい環境を、
スタッフのためにつくってあげたい、という想いが強いですね。
それに、お客さんにとっても、より心地よく過ごしてもらえる場所にしたい。
施工のクオリティだけでなく、空間も含めて、「ここに任せてよかった」と思ってもらえるような。
そんなお店を、仲間と一緒に形にしていけたらいいなと思っています。
こんな人に会いたい 向上心があって、会社を一緒に成長させていきたい、そんな想いを持っている人と出会えたら嬉しいですね。
経験は、正直あったに越したことはありません。
でも、それ以上に大切なのは、「こうなりたい」「こうしていきたい」という自分なりのビジョンがあること。
一緒に考えて、一緒に悩んで、同じ方向を向いて進んでいける。
そんな人と、これからも会社をつくっていきたいと思っています。
事業内容 自動車向けコーティング施工・カーケア関連事業
その他 こちらもご覧ください‼
《HP》
https://tosou-glossy.com/

取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

取材者名 ㈱採用戦略研究所 土田
住所 新潟県長岡市山田3丁目2-7
電話番号 070‐6433‐5645
事務所HP https://rs-lab.jp

話を聞きたい!