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やりたい気持ちが、未来をひらく。 写真×Web×デザイン×教育で挑戦を続ける株式会社タキサン【代表 瀧澤但氏】

株式会社タキサン

タキサンの事業と、写真Webサービスのはじまり

写真屋の知識と品質を土台に、全国へ広がる仕組みをつくる

私たち株式会社タキサンでは、大きく分けて4つの事業があります。

写真のWebサービス事業、広告プロモーション事業(Web制作、デザイン、印刷、看板など)、コワーキングスペース事業(bibit)、教育事業です。

事業の主軸となっているのは、写真のWebサービス事業です。
具体的には、カメラマンさんや写真館さん、学校や園の先生が撮影した写真を、私たちのシステムにアップして販売できるようにし、利用者の方はスマホやパソコンで写真を見て、そのまま注文できる仕組みを提供しています。

2008年にこのサービスを始めた頃は、まだ園や学校で写真を掲示して番号で注文するアナログなスタイルが主流でした。しかし、都内などでは「写真の掲示スペースがない」「保護者が集まると駐車場問題が起きる」といった事情もあり、少しずつネット化の流れが広がっていきました。

私たちは、写真屋として積み上げてきた品質や知識を土台に、この仕組みをWebサービスとして全国へと展開しています。

父の背中と、時代の変わり目で見えた「続かない未来」

「社長になりたい」という思いにつながるまで

株式会社タキサンは元々、父が写真屋を営んでおり、私の家にはいつもカメラや写真が身近にありました。父の時代は、フィルムを写真屋に持ち込み、現像して、プリントする__そんなスタイルが、長く続いていた時代でした。

一方で、父は比較的早い段階からデジタルも取り入れていました。Photoshopを使って写真を加工したり、新しい技術を試したりする姿を、私は間近で見て育ちました。

その影響もあってか、高校を卒業する頃には、私自身もIllustrator(イラストレーター)を触ってみたり、家にあるカメラで写真を撮ってみたりと、自然とデザインや写真に触れるようになっていました。当時は仕事として意識していたわけではありませんが、今振り返ると、そうした環境が自分の中に自然と根づいていたように思います。

転機になったのは、学生時代にインターネットが急速に普及し始めたことでした。
「インターネットを使ったビジネスなら、ゼロからでもスタートできる」そんな可能性を感じるようになったのも、この頃です。

新しい分野だからこそ、学び続ければ勝負できるかもしれない。その感覚が、「社長になりたい」という思いと、Webへの興味を少しずつ重ねていったのだと思います。

その後は東京のWeb制作会社に入社し、企画や営業を担当します。業務の中心は企画・営業でしたが、空いた時間には自分でデザインやWeb制作の勉強を重ね、「いつか自分で何かをつくりたい」という気持ちを強めていきました。

そうした東京での経験を経て、25歳のとき、上越に戻る決断をします。
父は厳しく、家業である写真屋を兄2人は継ぐつもりがない状況でした。そこで私は、「2年で代替わりするなら帰る」という条件を出し、27歳で社長に就任することになります。

しかし当時、写真業界はすでに大きな転換期を迎えていました。デジタル化が進む中で、「このままのビジネスモデルでは、長くは続かない」という危機感でした。

仕事は減り、組織も小さくなっている状況からの再スタート。それでも振り返ると、時代の変わり目だったからこそ、自分のやりたいことに思い切って挑戦できたのだと思っています。

そして、この決断が、のちに株式会社タキサンの主軸となる「写真Webサービス」への挑戦へとつながっていきました。

ゼロからつくり、積み重ねてきたもの

試行錯誤の中で磨かれてきた、仕組みとノウハウ

この写真Webサービスは、社長に就任した後、自分たちなりにゼロから立ち上げてきた取り組みです。企画を考え、システムをつくり、運用し、集客し、改善を重ねる__そうした試行錯誤を繰り返しながら、形にしてきました。

地方では、今もなおアナログな集客を中心に事業を伸ばしている企業が多い中で、Webマーケティングを軸に、全国へサービスを広げてきた経験は、決して簡単に実現できるものではないと感じています。

写真Webサービスへの挑戦を通して、その積み重ねで得たノウハウや経験が、私たちの強みです。

この考え方は、広告やデザインの仕事にも活かされています。
名刺やチラシ、ポスター、会社案内、Webサイト制作など、内容はさまざまですが、私たちがまず大切にしているのは、お客様の話をしっかり聞くことです。

「どんなものを作りたいのか」「何に困っているのか」その背景や想いを受け取ったうえで、Webやデザインの力をどう使えば、その価値をより伝わる形にできるのかを考えていきます。

また、タキサンは写真屋をルーツに持つ会社です。
写真の品質や見せ方、現場感覚を理解しているからこそ、仕組みやデザインだけに偏らない、実用性のあるサービスを提供できていると感じています。

人が集まり、チームで挑戦できる場所へ

bibitと社内環境づくりに込めた、人との向き合い方

地方では、ITやクリエイティブ人材が都市部に集中しており、個人の力だけでシステムやデザインの面から大きなサービスや企業と渡り合うことの難しさを感じてきました。

だからこそ、人が集まり、つながり、チームで力を発揮できる場所をつくりたい。その思いから立ち上げたのが、コワーキングスペース「bibit(ビビット)」です。

bibitは「みんながクリエイトできる場所」をコンセプトに、何かを始めたい人が集い、新しい動きが生まれる拠点として運営しています。

液晶タブレットやMacなどの設備を揃え、フリーアドレスで自由に仕事ができる環境を整えました。ただ作業をする場所ではなく、自然と会話が生まれ、人と人がつながっていく空間です。

立ち上げ後の反響は想像以上で、見学やイベントをきっかけに関わる人が増え、ここを拠点に新しいことを始める方も少しずつ生まれていきました。高校生の起業や、学生・社会人が集う場へと広がり、現在では上越市から起業家支援業務を委託され、起業相談やイベント運営も行っています。

当初はクリエイター向けの場所としてスタートしましたが、今では「何かを始めたい」「挑戦してみたい」と思う人たちが自然と集まる場へと変化してきました。分野を越えて人がつながり、新しい発想や動きが生まれていくこと。それこそが、bibitならではの大きな価値だと感じています。

そして、こうした“人がつながる場づくり”の考え方は、社内の働き方にもつながっています。

社長室は設けず、私自身もフリースペースで社員と同じ場所で仕事をしています。チャットツールで情報を共有しながら日常的に会話をし、ときにはランチを囲みながら相談する。そんな距離感を大切にしてきました。

タキサンでは、デザイナーもアシスタントの立場から実務に関わり、名刺やハガキといったシンプルな案件から経験を積みながら、少しずつ仕事の幅を広げていきます。印刷や加工、仕上げまで一貫して関われるため、「つくる」だけでなく、「どう形になり、どう届けられるのか」までを学ぶことができます。

また、特定の人に業務が集中しないよう、仕事の進め方にも工夫をしています。情報共有や業務の見える化を行い、途中からでも他の人が引き継げる体制を整えています。

働きやすい環境は与えられるものではなく、スタッフとともに少しずつ形を整えていくもの。
タキサンはこれからも、そんな環境づくりを続けていきたいと考えています。

地方からでも、挑戦のスケールは決めなくていい

事業と人を育てながら、次の世代へとつないでいく未来

かつてのデザイン業界は、夜遅くまで働くことが当たり前の世界でした。私自身、東京で働いていた頃は、深夜までの作業やサービス残業も珍しくありませんでした。

だからこそ今は、「デザイナーひとりに依存しすぎないこと」「無理をしないこと」を大切にしながら、やりたいことがあれば、職種を越えて挑戦できる環境をつくっていきたいと思っています。

社員から「こんな働き方をしてみたい」「別の分野にも挑戦してみたい」そんな思いが生まれたときには、できる限り形にしていきたい。そのために、会社として何ができるのかを、日々考えながら向き合っています。

それでも、地方で事業をしていると、どうしても都会との単価や市場規模の違いを実感します。
同じ仕事をしていても、提供している価値が正当に評価されにくい__そんな場面に直面することも、決して少なくありません。

写真のWebサービスを全国へ展開してきたことやコワーキングスペースを立ち上げ、人が集まり、つながる場をつくってきたこと。そして、教育事業に力を入れ、次の世代と向き合ってきたこと。

これらはすべて、地方にいながらも価値をきちんと届けていくために、少しずつ積み重ねてきた取り組みです。限られた地域の中で仕事を奪い合うのではなく、ここで力をつけ、外へと視野を広げていける人を増やしていく。その循環こそが、地域の力につながっていくと考えています。

写真屋としてのルーツを大切にしながら、Web、デザイン、教育へと領域を広げてきたタキサン。これからも、場所に縛られることなく、地方からでも本気で価値を生み出せる事業と人を育てていきたいと思います。

やりたいという気持ちが人を動かし、次の一歩を生み、その積み重ねの先に未来はひらいていきます。タキサンは、そんな想いをもった仲間たちと前に進み続けていきます。

会社情報

会社名略称. 株式会社タキサン
勤務先名 株式会社タキサン・コワーキングスペースbibit
本社住所 新潟県上越市本町4丁目1-12
代表者名 代表取締役 瀧澤 但様
1年後〜3年後の目標 まず力を入れていきたいのが、教育事業のフランチャイズ化です。
現在取り組んでいる教育事業を仕組みとして整え、全国へ展開できる形にしていきたいと考えています。目標としては、生徒数を300〜500人規模まで広げていくことで、地方にいながらでも、学びや挑戦の機会をつくれるモデルを形にしていきたいと思っています。

あわせて、写真のWebサービスについても、現在構想している新しい取り組みを事業として具体化していく予定です。これまで積み上げてきたノウハウを活かしながら、次のフェーズへ進むための挑戦を続けていきたいと考えています。

地方に拠点を置きながらも、全国、さらには都市部の仕事と継続的に関われる体制をつくること。
それが、これからのタキサンの一つの目標です。
こんな人に会いたい 一緒に働く仲間として、一番大切にしたいのは 「思いやり」 です。

私たちの仕事は、チームで進めることが前提です。
だからこそ、周りの人のことを考えられること、人を幸せにしたいと思えることが、何より大切だと考えています。

そのうえで、自分で考え、学び、主体的に動ける人。
クライアントの想いを汲み取り、柔軟に提案し、形にしていける人。

デザインやITのスキルは、後からいくらでも身につけることができます。
それ以上に、人と向き合う姿勢や、成長し続けようとする意欲を大切にしたいと思っています。

タキサンは、そんな人たちと一緒に、挑戦ができる未来をつくっていきたいと考えています。
事業内容 写真・デザイン事業/印刷・Webの広告物制作事業/サイン・ディスプレイ事業/動画制作事業/インターネット写真販売サイト(イベントフォトSTORE)運営/オンライン写真プリント(アイプリネット)運営/イベント・学校写真の展示販売システム(アイプリPlus)運営/bibitコワーキングスペース運営/bibitクリエイタースクール事業/探究学習に特化したクリエイティブスクールTinkeringBase運営
メッセージ こちらもご覧ください!
【HP】
https://bibit.cc
https://tinkeringbase.com

取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

取材者名 ㈱採用戦略研究所 小林
住所 新潟県長岡市山田3丁目2-7
電話番号 070‐1476‐9740
事務所HP https://rs-lab.jp/

話を聞きたい!