“整える力”で未来を磨く。金属表面処理のプロフェッショナル、広一化学工業の挑戦!【代表 廣田誠悟氏】
有限会社広一化学工業
はじまりと、受け継いだもの
「やるか、やらないかじゃない。“やる”。」
私たちの仕事は、簡単に言うと金属の表面を“整える”ことです。
キッチンの水切りかご、まな板立て、箸立て、浄水器の部品__目立たないけれど、触ったときの気持ちよさや清潔さ、見た目の美しさを左右する“最後の仕上げ”。その部分を任せてもらっています。
有限会社広一化学工業は、1952年に祖父が創業し、1958年から電解研磨に挑戦しました。
当時の磨きは、職人が一本ずつ手で磨く世界。技術は素晴らしいけれど、量の壁がある。そこに登場したのが、薬液と電気の力で表面を均す“電解研磨”という新しい技術でした。燕のものづくりに革新をもたらしたこの加工に、祖父はいち早く取り組み、今の私たちの礎を築きました。
私は高校卒業後に地元企業で数年働き、その後家業に入り、2019年に代表へ就任しました。
ところがその直後、年明け早々の深夜__警備会社からの一本の電話で現実を知ります。
2020年1月、工場火災で設備も製品もすべて焼失。
一晩で、積み上げてきたすべてがなくなりました。
けれど、「やるか、やらないか」ではない。__「やる」と即答しました。
翌日には再建を決意し、半年で操業を再開。
従業員には「会社都合では絶対に辞めさせない」と伝え、片付けから全員で動き出しました。
この経験こそが、今の私の経営の原点です。
キッチンの水切りかご、まな板立て、箸立て、浄水器の部品__目立たないけれど、触ったときの気持ちよさや清潔さ、見た目の美しさを左右する“最後の仕上げ”。その部分を任せてもらっています。
有限会社広一化学工業は、1952年に祖父が創業し、1958年から電解研磨に挑戦しました。
当時の磨きは、職人が一本ずつ手で磨く世界。技術は素晴らしいけれど、量の壁がある。そこに登場したのが、薬液と電気の力で表面を均す“電解研磨”という新しい技術でした。燕のものづくりに革新をもたらしたこの加工に、祖父はいち早く取り組み、今の私たちの礎を築きました。
私は高校卒業後に地元企業で数年働き、その後家業に入り、2019年に代表へ就任しました。
ところがその直後、年明け早々の深夜__警備会社からの一本の電話で現実を知ります。
2020年1月、工場火災で設備も製品もすべて焼失。
一晩で、積み上げてきたすべてがなくなりました。
けれど、「やるか、やらないか」ではない。__「やる」と即答しました。
翌日には再建を決意し、半年で操業を再開。
従業員には「会社都合では絶対に辞めさせない」と伝え、片付けから全員で動き出しました。
この経験こそが、今の私の経営の原点です。
3つの技術で、金属の魅力を引き出す
最適なバランスで
私たちの主力は、電解研磨・酸洗・サンドブラストという3つの表面処理です。
どれも「光らせる」「整える」「守る」という目的のもとで、使い分けています。
電解研磨:特殊な溶液に浸して電気を流し、表面をなめらかに整える。光沢が生まれ、清潔さや耐食性も向上。
酸洗(さんせん):溶接でできた“焼け”や酸化膜を薬液で落とし、素材の安定性を保つ。
サンドブラスト:細かな砂やビーズを吹き付け、均一なマット肌に仕上げる。キズが目立ちにくく、下地づくりにも最適。
用途や素材によって最適な方法を選び、組み合わせるのが私たちの仕事です。
部品を専用の固定具にぶら下げ、機械・薬液・電気の条件を組み合わせて狙いの仕上がりを出します。小ロットの試作から量産まで、再現性よく仕上げられる。これが広一化学工業の強みです。
そして私が大切にしているのは、
「品質は上げ続けるものではなく、コントロールするもの」という考え方。
お客様が求める品質が70〜75点なら、そこにピタッと合わせる。
100点を出す力を持った上で、過不足のない“最適な品質”を提供する。
オーバークオリティにしすぎず、コストを抑えながら満足度を最大化する。
ここにこそ、技術者の真価があると考えています。
どれも「光らせる」「整える」「守る」という目的のもとで、使い分けています。
電解研磨:特殊な溶液に浸して電気を流し、表面をなめらかに整える。光沢が生まれ、清潔さや耐食性も向上。
酸洗(さんせん):溶接でできた“焼け”や酸化膜を薬液で落とし、素材の安定性を保つ。
サンドブラスト:細かな砂やビーズを吹き付け、均一なマット肌に仕上げる。キズが目立ちにくく、下地づくりにも最適。
用途や素材によって最適な方法を選び、組み合わせるのが私たちの仕事です。
部品を専用の固定具にぶら下げ、機械・薬液・電気の条件を組み合わせて狙いの仕上がりを出します。小ロットの試作から量産まで、再現性よく仕上げられる。これが広一化学工業の強みです。
そして私が大切にしているのは、
「品質は上げ続けるものではなく、コントロールするもの」という考え方。
お客様が求める品質が70〜75点なら、そこにピタッと合わせる。
100点を出す力を持った上で、過不足のない“最適な品質”を提供する。
オーバークオリティにしすぎず、コストを抑えながら満足度を最大化する。
ここにこそ、技術者の真価があると考えています。
現場の空気と、人のちから
数値化できない“いいあんばい”を共有する
私たちの仕事は、最終的に見た目の整いで評価されます。
気温・湿度・品物の温度など条件は日によって変わり、夏は品物が30℃、冬は5℃なんてことも珍しくありません。だからこそ「数値+現場感覚」の両輪が欠かせません。
教育は今後さらに体系化していきますが、ベテランでないとできない仕事ではありません。
むしろ、次のような人がこの現場で輝きます。
・派手なスキルよりも、作業をコツコツ続けられる人
・「これでいい?」と確かめる考えを持てる人
・数字で割り切れない“いいあんばい”を一緒に探せる人
こうした姿勢を持つ社員が増えることで、現場の力はどんどん強くなり、“人が育つ会社”であることが、次の時代をつくる力になります。
ご依頼は、家庭用品から産業部品まで幅広く。
キッチン用品を光らせる電解研磨、浄水器などの溶接焼け取り(酸洗)、サビ取りや下地づくり(サンドブラスト)など、品質の「最後の仕上げ」として、さまざまな業界を支えています。
気温・湿度・品物の温度など条件は日によって変わり、夏は品物が30℃、冬は5℃なんてことも珍しくありません。だからこそ「数値+現場感覚」の両輪が欠かせません。
教育は今後さらに体系化していきますが、ベテランでないとできない仕事ではありません。
むしろ、次のような人がこの現場で輝きます。
・派手なスキルよりも、作業をコツコツ続けられる人
・「これでいい?」と確かめる考えを持てる人
・数字で割り切れない“いいあんばい”を一緒に探せる人
こうした姿勢を持つ社員が増えることで、現場の力はどんどん強くなり、“人が育つ会社”であることが、次の時代をつくる力になります。
ご依頼は、家庭用品から産業部品まで幅広く。
キッチン用品を光らせる電解研磨、浄水器などの溶接焼け取り(酸洗)、サビ取りや下地づくり(サンドブラスト)など、品質の「最後の仕上げ」として、さまざまな業界を支えています。
変わる勇気と、合わせ技
ローテクの土台に、必要なハイテクと“異業種の視点”を足す
最新設備は数年で“当たり前”になります。
だからこそ、基礎技術(ローテク)を外さず、時代に合わせて必要なハイテクを選んで足す。
この“合わせ技”の発想こそが、広一化学工業の原動力です。
リーマンショックの時には将来を見据えてサンドブラストを、取引先の変化を受けて酸洗ラインを拡充。そして火災を経て再建した今、BtoBの製造を守りながら、BtoCやサービス領域への挑戦も始まりました。
2024年からは、化粧品販売・美容関連事業にも参入しています。
きっかけは異業種交流会で出会った“IPS細胞の培養液を応用した化粧品”。
その革新性に惹かれ、「自分もやってみたい」と行動しました。
現在は、再生医療の発想を応用した美容液やまつげケア製品など、月に一度の使用で効果が持続する高機能コスメを取り扱い、口コミで販路を広げています。
「製造業しかやってはいけない」なんてことはないと思うんです。
できないことを補い合う__それが“商い”の本質だと思っています。
多角化は、単なる事業拡大ではなく、社員の雇用を守り、会社の入口を広げるための手段。
製造と美容は一見違うようでいて、どちらも“整える仕事”。
基礎技術と最新技術、人と機械、製造とサービス。
その“合わせ技の経営”こそ、広一化学工業の新しいかたちです。
だからこそ、基礎技術(ローテク)を外さず、時代に合わせて必要なハイテクを選んで足す。
この“合わせ技”の発想こそが、広一化学工業の原動力です。
リーマンショックの時には将来を見据えてサンドブラストを、取引先の変化を受けて酸洗ラインを拡充。そして火災を経て再建した今、BtoBの製造を守りながら、BtoCやサービス領域への挑戦も始まりました。
2024年からは、化粧品販売・美容関連事業にも参入しています。
きっかけは異業種交流会で出会った“IPS細胞の培養液を応用した化粧品”。
その革新性に惹かれ、「自分もやってみたい」と行動しました。
現在は、再生医療の発想を応用した美容液やまつげケア製品など、月に一度の使用で効果が持続する高機能コスメを取り扱い、口コミで販路を広げています。
「製造業しかやってはいけない」なんてことはないと思うんです。
できないことを補い合う__それが“商い”の本質だと思っています。
多角化は、単なる事業拡大ではなく、社員の雇用を守り、会社の入口を広げるための手段。
製造と美容は一見違うようでいて、どちらも“整える仕事”。
基礎技術と最新技術、人と機械、製造とサービス。
その“合わせ技の経営”こそ、広一化学工業の新しいかたちです。
未来を磨き続ける
“必要とされる技術”で、人と社会を支える
私にとってのやりがいは、「自分たちの技術がなければ、その製品は完成しない」という誇りです。私たちは表には出ません。名前が刻まれることもありません。
けれど、どんな製品にも“最後の整い”が必要で、その陰に私たちの仕事がある__そこに価値を感じています。
火災のときに思ったのは、“モノ”は失っても“人”と“技術”さえ残れば立ち上がれる、ということ。だから今は、技術と同じくらい人を育てること、挑戦できる環境を整えることに力を入れています。
燕の地で培われた“磨きの精神”を胸に、これからも広一化学工業は、“整える力”で人と社会を輝かせていきます。
けれど、どんな製品にも“最後の整い”が必要で、その陰に私たちの仕事がある__そこに価値を感じています。
火災のときに思ったのは、“モノ”は失っても“人”と“技術”さえ残れば立ち上がれる、ということ。だから今は、技術と同じくらい人を育てること、挑戦できる環境を整えることに力を入れています。
燕の地で培われた“磨きの精神”を胸に、これからも広一化学工業は、“整える力”で人と社会を輝かせていきます。
会社情報
| 会社名略称. | 有限会社広一化学工業 |
|---|---|
| 勤務先名 | 有限会社広一化学工業 |
| 本社住所 | 新潟県燕市小関681-2 |
| 代表者名 | 代表取締役 廣田 誠悟様 |
| 1年後〜3年後の目標 | 今後は、製造と美容の二軸で会社を広げていく構想を描いています。 製造部門では、既存のお客様の品質を安定的に守りつつ、新事業では2名ほどの従業員を採用し、販売・サービス体制を確立していきたい。 どちらの軸も、根底にあるのは「人の手で“整える”」という考え方。 モノづくりも美容も、人を笑顔にする仕事だと思っています。 |
| こんな人に会いたい | 作業をコツコツ続けられる人。 「これでいいのかな?」と考えられる人。 そして、数字では測れない“いいあんばい”を一緒に探せる人。 ものづくりの現場には、マニュアルでは語れない奥深さがあります。 けれど、やる気と柔軟さがあれば誰にでもできる。私たちはそんな人たちと、これからの燕を支えていきたいです。 |
| 事業内容 | 電解研磨、金属表面処理全般 ◇サンドブラスト処理 ◇ステンレス電解研磨 ◇ステンレス酸洗 ◇ショットブラスト処理 ◇磁気・電磁バレル研磨 ◇チタンカラー発色処理 ◇ステンカラー発色処理 ◇バレル研磨 ◇金属表面処理全般 |
| メッセージ | こちらもご覧ください! 【HP】https://www.hiroichikagaku.co.jp/ |
取材者情報
今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。
| 取材者名 | ㈱採用戦略研究所 小林 |
|---|---|
| 住所 | 新潟県長岡市山田3丁目2-7 |
| 電話番号 | 070-1476-9740 |
| 事務所HP | https://rs-lab.jp/ |